【セーバー病】セーバー病は歩き方と姿勢が悪くなると発症します【堺市美原区】
今回は、セーバー病の痛みでお困りの学生様のお話をします！
まず、セーバー病をご存知ではない方もおられると思いますので、簡単にご説明だけしときますと、正式名称は、踵骨骨端症（しょうこつこったんしょう）と呼ばれ別名セーバー病やシーバー病とも言われています。成長記である小学生高学年頃（１０歳前後）から発症する踵の痛みで、主に男児に多い傾向にあります。
歩いたり長時間立った姿勢などで痛みを感じます。
圧痛部位(押えて痛みの出る場所)は踵の後ろで出っ張った部分に出ます。
子供のうちは成長期の為、骨が固まっておらず、踵骨骨端部（しょうこつこったんぶ）いわいるアキレス腱がつくところで負荷がかかり引っ張られることで、踵骨への血流が阻害され、骨端核（こったんかく）と呼ばれるところが壊死（えし）や骨軟骨炎（こつなんこつえん）を起こすのがこの病気です。
発症の初め頃は少し押さえると痛い程度だったのが、段々と歩く事も困難な程痛みを感じるようになります。
セーバー病が起こる大きな原因としては、
①靴のサイズが合っていない
②足裏の筋肉の発達不足による反復した内側アーチ部分への捻れ
③踵重心での歩き方や立ち方
④体全体の歪み
が考えられています。
特に多いのが靴のサイズ違いです。
縦の幅は合っていても横の幅を合わせず靴を買ってしまうケースが多々あります。
当院では、まず足のサイズに合った靴に変えていただき、それから整体やインソール療法、電気療法、運動療法などを行っていき、経過観察をしていきます。
多くの場合、完治までに早いお子様で週１～２回の治療ペースで半年〜１年、何もしてしなければ数年かかる場合もありますが、治った後は良好な事が一般的には多いです。
立ち方・歩き方・姿勢・筋力不足が踵への根本的な原因となりますので、アキレス腱炎などの踵付近の痛みを二度と引き起こさないよう指導・施術を行って参ります。
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