目には見えない泥棒、それは時間とエネルギー泥棒

泥棒はいけないこと、と社会から学んできた私たちですが、あまり教えられてこなかったタイプの泥棒があると思っています。

それが、時間泥棒とエネルギー泥棒。

本質は自己都合によって、相手から時間を奪うことであったり、エネルギーを奪っちゃうこと。

相手の時間や気持ちを考慮に入れられないで振る舞ってしまうことの結果です。


例を上げてみます。

シナリオ: 
Aさんが今日仕事に行ったら、苦手な上司が、他の社員に、自分のことを悪く言っているのを聞いてしまった。いたたまれない気持ちになりその場を立ち去った。仕事はなんとか終えたものの、帰る途中もモヤモヤしてしまう。

家に帰って気分転換にお風呂に入ってみても、どうにも気持ちがやりきれない。誰かにこの気持ちを聞いてほしくて、友人に電話してみた。友人Bに、明日朝が早いから後日にしてほしいと言われたものの、頼み込んで、1時間ほど話を聞いてもらった。話を聞いてもらって少しスッキリした。
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このシナリオから伺えるのは、
自分の都合で相手が気持ちよく承諾しないことを押し通し、一時間という時間を使わせてしまった(時間泥棒)もそうですが、
実はこのシナリオでは、上司が他人にAさんのことを悪く言ったのを聞いたことで、Aさんは傷つき、精神力ーいわばエネルギーが奪われてしまっています。

Aさんの上司はAさんのエネルギーを奪い、
Aさんは友人Bの時間を奪った。

もし上司の話し相手がこの手の話題が好きでなかった場合は、その上司は話し相手のエネルギーも奪ったことになります。
また、Aさんの話し相手のBさんも、話に付き合ったものの、もしかしたら同じようにエネルギーも奪われているかもしれません。

自分を振り返ると、なんだか話すと疲れるなぁ…と思う人がいたりしたことはあるし、逆に付き合わせちゃったかなー、なんて思うこともありました。

こればかりは、やってしまったり、やられてしまって経験から学んでいくことなのかもしれません。

逆に、この人と話すといつも元気もらえるな〜!という素敵なエネルギーを放ってる人もいますよね。

自分が無意識に泥棒にならないように。
願わくば相手に気持ち良い時を過ごしてもらえるように。
経験を活かしていきたいものです😊