播磨陰陽師の独り言・第三百七十六話「ついに富江が来た」
とうとう、トラウマ級のホラーコミック『富江』が、来春にNetflixでアニメ化されるそうです。
他の人はどうか分かりませんが、私は現実の亡霊や怨霊たちより、富江そのものが怖いです。まさしくトラウマ的な作品だと思います。特に実写版に出ていた菅野美穂さんの顔が怖くて、いまだに静止出来ません。原作者の伊藤潤二氏のコミックは何冊か持っています。どの作品も楽しんでいます。笑えるホラーが多いかなと思います。
しっかし、何を思ってか、全世界同時配信とか……Netflixもやるなぁ。タイトルは『マニアック』。何と二十もの作品をアニメ化するそうです。
最近のコミックも読みますが、やはり昭和のホラーコミックが好きです。梅図かずおさんの『漂流教室』なんか、トラウマ級だと思います。
幼い頃から霊的なものを怖いと思わない性格でしたが、理解出来ないものは怖いです。もし漂流教室のようなことが現実にあったら、それはそれは恐ろしいと思います。
漂流教室が流行っていた頃はホラーブームでした。様々なホラーコミックが流行っていました。この作品の実写映画はありましたが、残念ながら今ひとつでした。アニメを絵の雰囲気そのままで、やって欲しかったです。漂流教室と言えば、なぜか門司港のとあるお店の場所のシャッターに漂流教室ぽいイラストが描いてあります。かなり怖いです(笑)。
その昔、『エコエコアザラク』なんかも読んでいました。この作品は後に実写でテレビシリーズ化されて、DVDも発売されました。私も全巻持っています。この作品の中で、はじめて西洋魔術の雰囲気に触れました。
西洋魔術も、何だか正体が分からなくって不気味ですね。これが、わが国の霊的な世界の話なら、ある程度の理屈は分かります。現実的にありうるかどうかや、対処方法も決まっています。そのような物事を怖がる必要はなく、淡々と対処すれば良いのですが、知らないものには対応出来ません。
それがどのような物事でも、知識のない物事なら恐れる人は多いと思います。パソコンを恐る恐る触る人が、
——壊しそうで怖い。
と思うのと同じようなものですから……。
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