breakとdestroy
写真とタイトルがイメージちがいすぎて笑っちゃった佳里奈です。
ある日、中学3年生に新出単語を教えているときのこと。
「センセー、このdestroyってbreakとどう違うんですか?」
との声。
この子はいつもこういうツッコミが入る。
でも講師としても思いつかないことを聞いてくれることも多く、調べることが勉強になるからうれしい。
まず、辞書によれば、
【break】
他動詞①…を壊す
②(法律など)を破る
自動詞①壊れる
名詞 破損;中断
【destroy】
他動詞①(大きな激しい力で)…を破壊する
②(計画)をだめにする、(希望)をくじく
③(動物など)を殺す
breakは自動詞、他動詞、名詞の意味があり、destroyは他動詞のみ。
ちなみに自動詞とは自分の動きを表し、他動詞とは相手に対して働きかける動きを表す。
たとえば、
『起きる』は自動詞、『起こす』は他動詞。
『壊れる』は自動詞、『壊す』は他動詞。
これは国語でも英語でも使うので結構重要。
けっきょく、breakとdestroyの違いは、というと、
destroyのほうが激しく損傷し、修理が不可能なくらい破壊されることである、ということ。
骨を折る、という表現にはbreakが使われるので、こっちのほうは治せる(直せる)といったイメージ。
ネイティブではないので、細かいニュアンスの部分までは使い分けできないけど、中学生レベルではこんな感じ。
アラフォーなワタシは
『昔デストロイヤーっていうプロレスラーがいてね』
って言ってから
『まあ“er “つけると”〜する人“って意味だから”破壊する人”ってかんじだねー』
とジェネレーションギャップを感じる前にさっさと話を終わらせましたとさ。