ジャムの作り方
本日学校で「食品科学実験」の授業でリンゴジャムを作りました。
今回はジャムの作り方について解説したいと思います。
2Kgは量がすごいと思います。
材料:リンゴ(紅玉):2Kg、砂糖:1㎏、リンゴ酸:5㎏、アスコルビン酸:3g 水:700mL(果肉量の約1/3),食塩:50g
ジャム瓶:13本
操作
1,リンゴを水でよく洗う。
2、ボウル(大)に水2500mLと食塩50gを入れて溶かす。
3,リンゴは皮と芯を取り8等分にして食塩水中に保存する。
4,ジャムに色を付けたい場合は剥いた1皮の1/5量を食塩水保存する。
5、食塩水中のリンゴをザル、十分水洗いして塩分を除く。
6、水700mL(果肉重量の約3/1量)をステンレス鍋に取り、アスコルビン酸を溶かし。
7,リンゴ片を厚さと幅が約2~3㎜になるように細断する。細かい方が早く煮える。
8,リンゴ片は、6のステンレス鍋に入れ、中火で煮詰めを開始する
工程9の部分でザルでリンゴの皮をすりつぶした後の様子です。
先ほどよりも黄色っぽく色がついているのがわかります。とてもおいしそうです。
リンゴの皮で色を付けた方がおいしそうに見えますが、この工程はしてもしなくてもどちらでも大丈夫です。
9,色を付ける場合は、4のリンゴの皮を水洗いし、2~3㎜に細断して少し古い器にとり、8の中で古い棒を用いて色を移す。
10、少し見詰まってきたら、砂糖を入れてさらに煮詰める。
リンゴ:砂糖=2:1の分量です。砂糖の量ってすごいですよね。。
11、蒸し器の8分目まで水を入れ、瓶とふたを入れる。瓶は水の中に沈めて空気を抜く。
全て入れてから火にかけ、沸騰させて煮沸消毒する(沸騰してから10分間煮沸)。
12、ジャムを中火で煮詰め、糖度が55になったら、リンゴ酸を入れる。
13、殺菌済みの瓶に分注し、ふたをしっかり閉めて熱湯に10分間入れて殺菌する。
この時にしっかりと蓋をしておきましょう!
(私たちのグループは蓋をしましたが取れてしまい、中身が漏れてしましました。)
14、殺菌鍋ごとに、水道水を細かく流しながら徐々に冷却する。
急速に冷やすと瓶が割れてしまいますので、注意が必要です。
アスコルビン酸とは?
ビタミンCのことです。ビタミンCが不足すると「壊血病」になると言われ、コラーゲンの生合成を抑制し結合組織、骨、象牙質での細胞間のセメント質形成が障害され、毛細血管の脆弱化、出血、創傷治癒の遅延をきたす。
リンゴ酸とは
リンゴ・ブドウなどの果実中に多く存在している。。無色の針状の結晶で潮解性がある。生体内ではトリカルボン酸回路の一員で、フマル酸から生成しオキサロ酢酸となる。
ぜひ作ってみてくださいね