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子どもとの会話を楽しむためのヒント

こんにちは、言語聴覚士のアヤです!
突然ですが、皆さんはお子さんとうまく接していると思いますか?

子どもとの会話は、言葉の発達を促すだけでなく、親子の絆を深める大切な時間です。しかし、「何を話せばいいの?」「子どもが答えてくれない…」という悩みを持つ親御さんも多いのではないでしょうか?
今回は、子どもとの会話をもっと楽しくするためのヒントをお伝えします。


1. 子どもの興味に寄り添う

子どもが今何に興味を持っているかを観察しましょう。
具体例

  • 子どもが車のおもちゃで遊んでいる場合:

    • 「この車、速そうだね!どこに行くの?」

  • 絵本を読んでいる場合:

    • 「この動物、かわいいね!なんて鳴くかな?」

ポイント
興味のある話題だと、子どもが自然と話したい気持ちになります。


2. 質問は簡単で具体的に

子どもが答えやすい質問をすることが大切です。
避けたい質問

  • 「今日は何が楽しかった?」(答えが漠然としてしまう)

おすすめの質問

  • 「さっき公園で見た犬、どんな色だった?」

ポイント
具体的な質問は、記憶を引き出しやすく、会話がスムーズに進みます。


3. リアクションを大きく、共感を伝える

子どもの話に興味を持っていることを伝えましょう。
具体例

  • 「へえ!それはすごいね!」

  • 「そうだったんだ、楽しかったんだね。」

ポイント
共感の言葉や驚きのリアクションがあると、子どもはもっと話したい気持ちになります。できれば表情もつけて、オーバーリアクションくらいでいいと思います。


4. 子どもの言葉を繰り返す

子どもの発話をそのまま繰り返すことで、安心感を与え、言葉を発展させる手助けをします。
具体例

  • 子ども:「りんご、おいしい!」

    • 親:「りんご、おいしいね!赤くて甘いね。」

ポイント
繰り返しに少し情報を付け足すことで、言葉の学びを広げられます。


5. 沈黙を怖がらない

会話が途切れても、焦らずに待ちましょう。
ポイント

  • 子どもが考える時間を尊重すると、自分のペースで話し出すことがあります。

  • 「今、考えてるのかな?」と、優しく見守る気持ちで。


6. 日常の中で会話を増やす

特別な時間を設ける必要はありません。日常の中で自然に話すことが大切です。
具体例

  • ご飯を食べながら:「今日はスープがおいしいね。何が入ってるかな?」

  • お散歩中:「あ!鳥が飛んでるね。どこに行くのかな?」

ポイント
親子の日常の中で、気軽に声をかけることが言葉の発達につながります。


7. 遊びを通じて会話を楽しむ

遊びの中で自然に会話が生まれることも多いです。
具体例

  • おままごと:「これ、ジュースです。どうぞ!」「ありがとう!おいしいね。」

  • 絵合わせカード:「これはりんごだね。次はどれかな?」

ポイント
遊びはリラックスして会話できる環境を作ります。


まとめ

子どもとの会話を楽しむためには、興味に寄り添い、具体的な質問をし、共感やリアクションを大切にすることがポイントです。会話は言葉の発達を促すだけでなく、親子の大切なコミュニケーションの時間でもあります。
ぜひ、日常の中で気軽に会話を楽しんでみてください!

次回の記事では、「子どもの「ことばの遅れ」と診断されたらどうする?」をご紹介する予定です。この内容が役に立ったと思った方は、ぜひ「いいね」と「フォロー」で応援してくださいね!

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