産婦人科医がヒプノセラピーを受けて感じたこと①
こんにちは。
アイルランドでマタニティーライフを送っているkarinです。
夫も同じ産婦人科医で、今は夫の留学の関係で2人でアイルランドで生活を送っています。
今回の妊娠が初めての妊娠になりますが、
なぜヒプノセラピーを受けようと思ったのか?元々私自身もあまり知らないものでした。
私が尊敬するDr.からの出産体験話を聞いた時に、その先生が妊娠中にヒプノを受けていたことをきっかけに知りました。
ネットでヒプノについて調べると、催眠療法と出てきますが、催眠というワードが、なんだか怪しい感じもしてしまったのが、最初の正直な感想でした。
でもその後、たまたまヒプノセラピストさんに出会い、セラピーを受ける機会がありました。
そのことをきっかけに興味を持ち始めました。
そして、
その方が、今もお世話になっているヒプノセラビストの麻田深月さんです。
実は、同業者である夫に当初説明したときは、全く受け入れてはもらえずに
"そんなの怪しいから、やめてほしい。”と言われました。笑
妊娠期間中に全部で4〜5回の講座があるのですが、夫へ説得ができず、最初1回は私1人での参加でした。
でも、これは夫婦で受けないと意味がないと思い、色々と説得して、2回目からは一緒に参加しています。
ヒプノセラピーに出会って、今こうして妊娠期間中に夫婦一緒に受けることができて、本当に良かったなと思うことばかりなのでシェアさせて頂きたいと思います。
私自身が感じた3つの良いことは
それは、
①出産に母親の主体性が生まれて、出産に対するポジティブなイメージを持つことができる。
②そして、生まれる前から赤ちゃんを意識することで、親子の絆、家族愛が育まれる。
③さらに、夫婦で参加することで、これから始まる新しい家族生活に向けての、精神的な心構え、準備ができること。
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妊娠期間中どう過ごすかは、食べ物とか肉体的な健康面だけでなく、母親がどういう心で過ごすかも、胎児に大きく関わってきます。
この考えは、アーユルヴェーダの中でも出てきます。
昔は、自宅で出産をするのが当たり前だった時代。確かに、こんなにお産に医療が介入するようになったのは、長い人間の歴史を考えればごく最近のこと。
医療の発展によって、救われる母胎の命は増えましたが、同時に母親の出産に対する主体性が中々持ちにくい環境にもなってしまっているのかなという気もします。
また同時に、過去に親から受けたトラウマや、潜在的に潜んでいる不安や恐れなど、
自分の中で癒されていない部分がある場合があり、そのことがお産に対して不安や恐怖といったイメージを持ち合わせてしまう場合もあります。
こうした自分の中で何か癒されてない部分も、ヒプノセラピーを受けることで気づきに繋がり、解決の道へ進める可能性があることも、魅力の一つだと思います 。
出産前に自分自身の中にある、親や誰かから受けた無意識下での癒されてない部分を癒すことができるかどうか。
ここが出産や育児に対するネガティブなイメージを手放せるかどうかに関わってくるんだと思います。
赤ちゃんを信じて、自分自身を信じること。
そこをサポートしてくれるのが、ヒプノセラピーだと感じました。
いいお産をするためのツールは、様々なものがありますが、どのツールを選んだとしても、
本質的な部分は同じことなのだと思います。