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母の介護で学んだ事
私、スーパーなどで高齢者は見た事がありました
でも父の両親は遠くに住んでいたし
母の父、おじいちゃんには会った事もありません
母のお母さん、おばあちゃんは私が19歳の時に亡くなりました
その時、母は42歳
長男の家で同居してたので、両親も私も人が老いて死んでいく様子を見てないし
介護もしてない
コロナが落ち着いて実家に帰ってみたら
親が驚くほど老いてました
これが今年の正月の話し
親、電話では心配ないよと言うんです
電話の声は元気
私が一緒に住んでいた頃の両親
でも会ってみると、明らかにヤバいかも
ここで自分の生活があるからと見ないふりは出来ない
放置は出来ない
直感で感じました
それから数ヶ月
父は急に痩せて動けなくなり亡くなりました
亡くなった直後
夜中に病院に駆けつけると
ドラマの一場面のようにピーと機械が鳴ってました
しばらくして医者が来て、死亡確認
目の前で起きてる事が現実だとは思えず
映画の一場面を見てるよう
父が亡くなり私の遠距離介護と父の手続きが始まります
偶然にも父の死に立ち会ったのは私と夫と母
夫、虫の知らせなのか
この日、会社を早退して父の入院に付き合ってくれ
一緒に父の死に立ち会ってくれました
私と母だけだったら
どうなっていたか
母は夫を信頼してる事もあり
たまに私の実家にきて
私が出来ない事を手伝ってくれています
父の死を目の当たりにし、
現在、母の介護をして私達夫婦が学んだ事
自分で動ける時間というのは意外に短い
行きたい場所があったら
いつか行こうなんて思ってたら
きっと一生行けないで終わってしまう
そんなの絶対に嫌
特に夫は、自分の父も早くに亡くしているので
強く感じたようです
母の介護をしながら
いろんな場所に旅行してます
まずは京都へ1泊2日
次は大阪で教科書に載っていた仁徳天皇陵、大阪城へ行って
そのままフェリーで九州へ
軍艦島にも行ってきました
広島ではお好み焼きを食べて
厳島神社⛩️
原爆ドームをこの目で見てきました
草津温泉にも行ったな
母が心配なので
旅行前は実家に帰り
買い物や母の体調を確認します
旅行の時は朝昼晩3回電話
すぐに帰れる距離ではないが
何かあったら、その時に考えれば良い
たぶん両親が老いていく姿を見なければ
そのうち軍艦島行きたいねなんて
呑気に話していただろうな
母の介護を通してケアマネさんなどに出会えた事
いろいろ教えていただきました
自分の少し先の未来について考えるようになったんです
デイサービスもいくつか見学したけど
介護をしなかったら知らなかった世界
父の手続き
税金や年金、お墓や仏壇
わからない事ばかりです
普通は自分で全てやるのは無理だと思うんです
でも私はフリーランス
銀行の相続手続きや年金手続きなど
プロに頼むと、私の収入以上に高額
それなら私がやってみようか
税務署、年金事務所、市役所、銀行など
電話をかけて、わかるまで教えてもらうんです
どこも意外に親切に教えてくれます
相続手続きで父が生まれてから死ぬまでの戸籍謄本が必要で取り寄せて見たら
すごい事実を知ってしまったり
年金事務所に行った時に
父の職歴を教えてもらったんですが
すごい転職してて
こんな仕事してたんだと
面白いです
あと遠距離介護だからこそだと思うんですが
筋力が付きました
この年になると、そんなに運動しない
体脂肪計に乗ると、いつも筋力がマイナスだったんです
私、週1で電車で実家に通ってるんですが
乗り換え4回くらいあるんです
その度に階段をダッシュで上り下りします
これ良い運動になってたみたい
私、愚痴をすごい書いてます
毎日、母に電話して
母からも愚痴の電話がきて
介護に通って
私1人、何で!と思う事あるんです
でもやらなければならないなら
やってやろうじゃないの
夫にも介護しても見返りはないななんて言われたけど
でも私達夫婦の人生
明らかに行動的になってる
忙しいから物事を後回しにしなくなった
もう一つ、老いる前にやらなければならない事
断捨離
これ我が家でも悩みの種
物が捨てられない母
それが原因で、薬誤飲事件を起こしてしまいます
その話しはまた次の機会に聞いて下さい
今日も読んでいただき
ありがとうございました😊