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この人はすごい

救急車で搬送され入院した母
1週間
どんどん弱っていくと思ってください
余命宣告のような医者の言葉

入院翌日
面会へ
コロナの影響で面会は15分だけ

病室に入ると
寝てる
私が介護を始めて1年強
こんなに寝てる姿は初めて
夜だって1時間おきにトイレに行ってたのに
このまま眠るように死んでしまうのだろうか?

そんな心配は無用でした
次の日
ナースステーションの近くの面会室に
車椅子に乗せられて座ってたんです
机の前で
1人では動けないように車椅子にロックをされて

実は家に帰ると
ベットから出てしまうので
看護師さんの目が行き届く場所に移動それてました

私の顔を見ると
奇跡だ
良かったと
涙ながらに手を握ってきます
自分の姉の家からここにきた
きっと姉さん心配してる
荷物も置いてきたし
どうしよう

私に、もう会えないと思ったと

不安だったのでしょう

話しを合わせつつ
母を安心させるように話しをしてきました

次の日に行くと
ご飯が食べれない事など
不満を喋り続けます

いつも通りの母に戻ってきたなと
安心しました

施設にいる時は
ずっとベットだったのに

病院ではちゃんと車椅子に1人で座れてます

腰がグニャグニャして
自力で座る事が難しかったのに

主治医の先生ともお話しが出来ました

入院初日は、ずっと寝ていておとなしかったようですが

2日目からは
夜中も頻繁にトイレに行きたいと言ったり

気分が急降下して怒りを表したと思ったら
また少し機嫌が良くなったり

情緒不安定な感じ

お医者さん
これは環境が変わった一時的なものでしょうか?と言われましたが

これが母の日常ですと話すと

性格なのね
看護師さんもお医者さんも苦笑い

完全にトラブルメーカーになってます

待合室から面会室にいる母か見えるんですが
大声で看護師さんなどに話しかけたり
自分の気持ちを訴えたりしてます

症状も軽いので
すぐに退院出来るとのこと

ただ食事の問題で
施設がすぐに受け入れできず
退院は月曜日になりました

病院としては
出来るだけ早く退院して欲しいという気持ちがヒシヒシと伝わってくる

私が1人介護をしてた時
認知症が原因というのではなく
感情の起伏の大きさ
驚くような不安感の強さ
独特な正義感に悩まされたけど

認知症に慣れてる病院関係者が見ても
母は特殊なんだとわかり

私が至らなかったのではないと1人納得!
だよね!

施設に退院の日を報告に
施設側も歓迎という感じではなかった

転倒リスクもあるし
態度も悪いし
依存度も高く
やってもらって当然という態度

これでは、嫌われても仕方ない

私も老人で認知症なんだから
優しくしなきゃと思いつつ
何度ブチ切れたか

もし今の施設が受け入れてくれなかったらと想像すると
もう感謝しかない

退院は、介護タクシーを使って
私1人で行います
私、ヘルニアです
歩けないお母さんを持ち上げてタクシーに乗せるのは無理
また激痛で動けなくなる

介護タクシーを使えば
母の移動を手伝ってもらえるから
私1人でも安心

病院にいる間は
よほどの事がない限り電話はこない

施設に帰れば
また転倒して大変な事態になるかもしれない

あと4日
自分の時間を大切にしよう

お母さんのおかげで
何度、救急車に乗った事やら

救急隊の方にはいつも優しくしてもらい
感謝です

でももう救急車のお世話になりたくない

思いつくままに書きつづりました

土曜日は、実家の空き家管理に行きます

こちらも大変な事になってます

その話しは、また今度、聞いてください
読んでくださり
ありがとうごさいました


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