楽譜の読み方「音の長さ②」
※2023/01/27 全休符の説明文、タイを説明する画像のキャプションを訂正しました。
前回の記事の続きです。
今回は、休符の種類と長さ、長さを変化させる記号について書いていこうと思います。
休符の種類と長さ
音符は音の高さと長さを指示するのに対し、休符は休み(音を出さない)の長さを指示します。
前回の記事で、音符には全音符、2分音符、4分音符、8分音符、16分音符…という種類があり、「全」を1として半分、そのまた半分と短くなっていくことをお伝えしましたが、休符のルールも基本は同じです☺️
①全休符
五線譜、上から2本目の線にぶら下がるようについている黒い四角が全休符です。
全音符と同じ長さの休符ですが、「1小節丸々休み」という意味も持っています。
むしろ、基本的には「1小節丸々休み」と思っておいて良いと思います。
「1小節休む」場合、その曲の拍子によって休む拍数が変わります。
(拍子については別で記事を作成します)
②2分休符
全休符が2本目の線から落ちて、3本目の線の上に乗りました🥳
全休符の半分というより、2分音符と同じ長さと覚えてください。
(これ以降、4分休符なども同様、対応する音符と同じ長さと覚えた方がいいです。)
③4分休符
脈絡なく、形が変わりました🤯
これが楽譜上に出てきたら、4分音符と同じ長さ休みます。
④8分休符
また形が変わり、小文字のyのようになりました、
⑤16分休符
8分休符のピロンとしたところ(?)が1本増えました👀
これ以降、このピロンとしたところが増えるたびに32分休符、64分休符…となっていきます。
休符の覚え方
思いつきませんでした🤯
とりあえず、8分休符以降は音符と同じ法則なので良いとして、あとは4分休符を覚えておけばなんとかなります(乱暴)
一小節丸々、音符が出てこなければ全休符です🥳
前回の音符同様、休符の関係を図にしました。
長さを変化させる記号
①付点(ふてん)
音符や休符の「横」に点が付いているものは、付点○分音符(休符)といい、長さが伸びます。
ルールとしては、付点があると長さが1.5倍になるのですが、「元の半分の長さを足す」と考えたほうが楽譜を読みやすいのではないかと感じています。
例えば、
付点2分音符の長さは2分音符+4分音符の長さになります。
休符も同様です。
全部ではないですが、一覧にしてみました↓
②タイ
こちらは音符にしか使われません。
「同じ高さの音符」をつなぐ線で、繋がれている分だけ伸ばしていきます。
似たような記号に「スラー」というものがあります。
こちらは「違う高さの音符」をつなぎ、繋がっている部分は滑らかに音を繋いで演奏するという指示です。
③連符
例えば、4分音符1つ分の長さの中に、8分音符なら2つ入ります。16分音符なら4つ入りますね。
では、4分音符1つ分の長さに、3つの音を並べたいときは?
普通の音符では対応できないため、連符というものがあります。
この場合、8分音符3つを並べ、「3」という数字を添えます。
(この際、線でくくることもあれば、数字だけのこともあります)
同様に、4分音符1つ分の長さに5つの音を入れることも出来ます。
この場合、16分音符を5つ並べて「5」という数字を添えます。
何気なく図にしてしまいましたが、旗のある音符はつながることがあります。
線1本でつながっているものは8分音符、2本で16分音符と、音符に付いている旗の数と一致します。
8分音符と16分音符など、違う種類の音符がつながることもありますが、見た目で分かると思います。
3連符の場合は、基準にする長さより1段階短い音符、5〜7連符は2段階短い音符を使って表わします。
言葉で説明するのは難しいですが、
4分音符の箱に8分音符を2つ入れる
8分音符を潰して、ギチギチに詰めれば3つ入る(3連符)
けど、更に潰して4つ目を入れようとすると16分音符になってしまう
16分音符は7つまで詰められるけど、8つ目で32分音符になる
という感じですかね💦
伝わりづらい説明で申し訳ないです🙇💦
ただ、楽譜上の幅から何となく「これは○拍分だな」とわかるようになっているはずなので、きっと大丈夫です🤯
一回で覚えられなくても大丈夫!!
繰り返し、楽譜を見ているうちにちゃんと分かるようになります!
大事なのは、雰囲気で演奏せずに楽譜を意識することだと思います☺️
「フィーリングが大事」と言うのはあると思いますが、理論的な面からも音楽を理解できるようになると深みが増すと考えています🥳
一緒に進めていきましょう!
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