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ADHD(発達障害)との付き合い方
せっかく週末にカフェにきたので、創作活動でもしようかと、筆をとることにした。
私が異変に気づいたのは、というより気付かされたのは大学生の時のアルバイトでの出来事だった。
なんかい言ったらわかるの??
分からないことを聞いたら
呆れた顔で睨め付けられたり
いつしか、足でまとい扱いで周りから浮く存在に。
色んなミスをしすぎて10年近くたった今
当時の状況と感情を鮮明に思い出すことはできないが
なんで生まれたのだろう?と親と自分を恨むくらいには絶望していたと思う。
真っ暗なトンネルのど真ん中で光ってなんだっけ?というレベルには悩んでいた。
そのときネットで発達障害という言葉が少しずつ認知され始めていた時代で
ネットの友人にすこしでも当てはまるのなら病院にいってみては?と言われ
藁をも掴む思いで行ったことは覚えている。
大学生3年生の夏、専門機関にいってみることにした
当時はまだ発達障害を本格的に診断してくれる病院が数少ないなか、
江ノ電に乗って少し遠い病院は閑静な開けた住宅街の中にあったように思う。
そこでいろいろなテストなようなもの(絵を見て状況を判断する、これが何に見える?など)
なかなか長いことかけて、診断されたのが
多動性注意欠陥というADHDというものであることがわかった。
そのとき、私はショックを受けるわけでもなく
清々しい気持ちになったことはよく覚えている。(海が近くて快晴の日であったこともあり清々しく感じたのだろうか?)
ああ、やっぱり
こんなに人と違うのは障害があるからなんだ!
とある種ひらきなおったのであった。
ただ、そこで万事解決とはいかなかった。
そりゃそうだ。障害だとわかっただけで、治った訳では無いから。
薬を飲むことも、体に合わなかったのかぐるぐると気持ち悪い気がして続かなかった。
結局じぶんのうっかりな性格、落ち着きの無い性格と向き合うしか無かった。
結局そのアルバイトは円満退社とは言えない状況のまま、辞めることになった。
大学卒業後も似たような職種に
自分に何があうのかもわからないまま、
大学のときのアルバイトの延長の接客業の仕事をすることに。
ただ、接客という仕事上、そわそわしてるのはお客様に不信感を与えるので落ち着いたそぶりをしてると余計緊張してしまい、
挙句の果てには大きな金額ミスをしてしまい、マネージャーと店長との三者面談になった。
私は なぜできないのか?どうしたら仕事ができるようになるのか?と問い詰められたが泣くことしか出来ず、答えが出なかった。
ある日、発達障害だからです。と店長に思い切って言ったことがあった。
ちなみに親にも言ったことがあったが
そんなこと誰でもあるよ。
で片付けられてしまったのだ。
努力でなんとかなるという昭和の名残がまだあったからだろうか??
まあ、不幸中の幸い、理解のある職場だったのでそんな私も見捨てずに根気よく続けさせてくれたのだ。
そのお陰か部下を教えたり、クレーム客を捌いたり、ヘルプで他店舗の店長にディスプレイを褒められたり…
できないだけでなく、できることも増えてきた。
そして、できないことも繰り返すと、パターンがわかってくる。
こういう時、自分は間違える。
自分を過信せずに、繰り返しチェックをする。
そして周りの良い行動を真似する。
など、ほんとに1ミリずつではあるが成長する自分を感じることができた。
そうやって
ADHDの衝動を自分なりの処世術で少しづつではあるが抑えることができるようになっていた。
まぁ、美談ばかりではない。
ほかの転職さきでクビになったり散々メンタルをすり減らされ
やっぱり障害者雇用にするべきか、、、、と真剣に悩んだ事もあった。
結局現在はアルバイトや正社員をしたが
責任の問われない、フルタイムパートとして働くことに落ち着いている。
しかし、今の事務所は…というより所長の人間性かな?小さいながらに少数精鋭で、
みんな理解があり、ミスに寛容なところがあるため、ちょっとやそっとのミスでは咎められることが少ない(パートタイマーだからということもあるだろうが)
ので今のところ、仕事を頼られている。
最低賃金だし…もうちょっといいところに、とも思うけど今の自分はお金より職場環境だと思っている。
人間ないものねだりである。
発達障害は個性、気をつけるべきは二次障害
そう、つまるところ発達障害は理解があれば個性として見られ全く問題ない。
あ、もちろん発達障害だから、と開き直るのはいいにしても、すがるのは良くない。
障害だからできないんだ、と自己暗示して固執してしまう可能性がある。
ただ、自分が自分を許してあげることは必要だと思っている。
私の大好きなアーユルヴェーダの先生が
承認欲求は自分の失敗を許されたいという深層心理である。
といっていた。
そう、子供の頃に自分の失敗を親から許されず、厳しくしつけられた人に限って自分に厳しくなってしまい他者に認められたいという気持ちが強くなるのだという。
その気持ちと反して人から批判され続けると自信をなくしてしまい、様々な二次障害を起こしてしまう可能性があるのだ。
自分だけは自分を認めてあげて欲しい。
そして、時には心の声を人にぶつけてしまってもいいと思う。
ずっと閉じこもっていたら、他人が理解しようにも出来ないこともあるのだから。
不器用でもいいから、私はこれが苦手ですが、頑張りたいと思うという姿勢であれば周りも不思議と応援してくれるものだと、私は思うのです。