和歌山県 加太 遠征
昨年の夏、我々は加太へ釣り遠征に行った。日帰りの予定だったのだが午後に出発し、帰宅したのは翌昼であった。この過酷な釣行の釣果と出来事を綴る。
タチウオとシオ狙いでの釣行
この釣り遠征はタチウオとハマチやシオといった青物を狙った釣行であった。クラブメンバー5人で和歌山県は加太の大波止へ向かった。車で湾岸線で約1時間、まだ近い方の釣り場だ。目的地に行く前に某大型釣具店へ向かい初心者たちは竿を買う。他は餌や仕掛けを購入して意気揚々と向かう。
到着してすぐに…
一行は着くや否や、釣りの用意をする。釣り座は意外にも空いており、場所を取り、用意を始めた。そこでサビキ釣りや胴突き釣りを開始し、小魚を釣っていた。ベラやフグ、スズメダイ、チャリコ、コッパグレ、アジ等五目釣りを楽しんだ。そしてアジが数十匹釣れたのでノマセ釣りをしようということで竿を出した。
ドラグ音が鳴る!
ジジジー!あの音が鳴った。興奮して竿に駆け寄る友人。少しノマセていざアワセ。
なんと釣れたのは狙いのシオ。一同大喜びで既に目標を達成したのである。釣りを初めて1時間ちょっとの出来事だったので、もしかしたら爆釣か!?とも思ったのだがこの後は何もなく夕まずめは終わってしまった。
夕飯時を迎えたこの釣行は釣り場でご飯を食べることになった。釣れたシオとマダイを刺身にし、腹ごしらえをした。また、あら汁も作り完璧な夕飯となった。どちらも非常に美味しく、大満足であった。
長い夜の始まり
さあ、ここからはタチウオの時間である。夜間はタチウオを狙う予定であったためまだ帰るわけにはいかない。テンヤ仕掛けに餌はアジやキビナゴで挑戦した。5人全員で投げまくるが釣れない。釣果ではここ最近調子は良さそうだったのだが釣れない。周りにも釣れている様子は無く、静かであった。その後も22時くらいまで投げた時、1人が竿を曲げた。
なんとこの過酷で渋い状態で1人が釣り上げたのである。そこで俺も続くぞと他の4人は投げまくるも夜中の間一度も釣れる事はなかった。この1匹が本当の奇跡だったのだ。
朝マズメまでやってしまう釣りキチ達
結局朝までやることに決め、朝一またノマセで青物を狙うことにした。アジは暗いうちから確保し、朝に備えて仮眠をとった。
朝太陽が顔を出すくらいの時間にカマスがちょろっと釣れ、少し楽しめた。しかし、朝イチの青物は不発。挙句には隣の常連おじさん達の仕掛けに絡み険悪な雰囲気に…。もうダメだと諦め7:30に納竿を始めた。
片付けている最中におじさん達の1人がハマチを釣り上げた。これは悔しかった。あともう少しやれば釣れたいかもしれないからだ。しかし疲労困憊で全員帰宅ムードだったのでそこからやる気力は無く釣りを終えた。
一行は加太に別れを告げ地元へ帰って行った。
釣果は狙いの魚は2匹釣れたので満足である。欲を言えばもう少し釣りたかったが釣りは甘くない。また加太に行きたいと思えるくらいが丁度良かった。
ご清覧ありがとうございました😊引き続きカリカエフィッシングクラブをよろしくお願いします!