COSMOS たましいの楽園 大天使ミカエルとの10年間の記録 1992年~2002年 14歳~24歳 No.67
最終目的の喪失
2000年 9月8日 22歳
私は強くなった。
日本や東京が少しも怖いとは思わなくなった。
何も感じない。
そう、生きていることが苦しいと思わなくなった。
人と接することも苦にならない。
むしろ楽しいし、もっと話したいと思う。
私は強くなった。
一人で街を歩くことが辛いと思わなくなった。
赤ちゃんや犬や猫には微笑んで見つめることもできるし、電話をかけたいと思った相手にすぐに電話をかけられるようになった。
いつベルが鳴ってもおどおどせずに話せるようになった。これはどう考えても前向きなことでしょ?
セリカルって言葉を使うのも嫌だ。
なんでスイスに行ったのに?
ばかばかしい。
まだ信じてるの?
まだどこかで会えるって?
それを奇蹟っていうの?
もう嫌だ。もう嫌だ。
会いたいと思うことも嫌だ。
会ってどうするの?
ひとりで生きてますって主張するの?
COSMOSはどうするの?
いつまでも思い出に浸っていてはいけない。
自分の弱さを感じない。
自分の重さを感じない。
地球の危機を感じない。
もしもセリカルに会って夢をかなえること、
それまでに自分を最大限に成長させることが私の最終目的なら、私はその最終目的を失ったんだ。
なぜならそれが私の最終目的ではないと気づいたから。
もう一度井戸を掘るの?
これから何をしたらいいの?
こんなにも強くなって、人並みに笑って、
胸を張って生きている私がいる。
9月9日
方向性の問題。
矢印の方向を変えるんだ。
見えているものが内面の世界。
今まではすべてセリカルのためだけに生きてきた。
国際関係も国際法もスイスも国連も難民も。
英語もフランス語も写真も音楽も映画も。
すべてのキーワードがセリカルのために用意された。
さあ、どうするの?
これからどうするの?
すべてのキーワードをかじった。
今までは魂の神聖さ、使命の重さ、骨の透明さにしてきた。
あまりに頭が重く体がだるいと、すべて精神的なもの、弱さと不安定さとして割り切ってきた。
でもこれからはもっと先に進みたい。
自分の内側が外側と100%つながったから、さらにできることが増えると思う。
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