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学生が教育の未来について本気で考えてみた #1 ゲスト 城井ひかりさん

皆さんこんにちは。読んでくださりありがとうございます!前回予告した通り、今回から「学生が教育の未来について本気で考えてみた」スタートします!記念すべき第1回目のゲストは高校一年の城井ひかりさんです。教育に関わる事業を起こしある課題を解決したいと活動中の彼女の想いをお楽しみください。

城井ひかりさんのプロフィール

名前 城井 ひかり (きい ひかり)
学年 高校1年
所属 敬愛高等学校
所属団体 Grow & Leap
     株式会社ボーダレス•ジャパン 
     インターン生
座右の銘 Always try before saying no

コメント
楽しく取材させていただき、自分自身の考えを言語化する良い機会となりました!改めて企画してくださりありがとうございました!教育に違和感を感じている皆さん、ぜひお話ししたいので繋がりましょう!



1 ギフテッドと発達障がい

後藤 まず、今考えている事業内容について教え   
てください。

ひかりさん 今考えているのは、ギフテッドや発達障害を持っている人が、その子の個性を伸ばしつつ言い方が正しいかは分からないけど、いわゆる普通の学級に通っている子とも馴染んで一緒に学べることができる環境を作ろうとしています。

今は、発達障害やギフテッドの特徴を持った子に実際にヒアリングをしています。

後藤 ありがとうございます。その事業を思いついた経緯などがあれば教えてください。      

ひかりさん 私が中学2年のときに、My story projectと言う自分の進路について考えてる教育プログラムに参加して、教育やプログラミングに興味があることに気がついてそこから教育ということに深く知りたいと思いその団体の運営を次の年からすることになったんですけど、その中でギフテッドとまではいかないけれども、数学がめちゃくちゃ得意という子との出会いをきっかけに、同じ中2で起業をしたいと言う友達とギフテッドや発達障がいの子たちへの支援が足りていないと思ったから私がしようと思い頑張っているところです。

後藤 ありがとうございます。ギフテッドや発達障がいの人にフォーカスを当てた理由などがあれば教えてください。

ひかりさん 一つ大きな理由としては、自分の所属しているギフテッドっぽい子がいて支援されていないという現状を知ったのが大きいです。もう一つあるとしたら私がサマースクールに行ったときにクラスを学年に分けるのではなくて、英語やプログラミングの技術やスキルで分けられてて。そこで学年で分けるのはどうなんだろうと思って、ギフテッドとか特徴がある人もいるからもっとそういう子たちを伸ばして行ったほうが良いなと思いました。

後藤 ありがとうございます。

2 あなたの考える理想の教育の未来とは

後藤 次の質問は、「あなたの考える理想の教育の未来とは」です。

ひかりさん 私の考える理想の教育の未来は、どんな個性を持った子たちも一緒に学べる環境です。ギフテッドや発達障がいを持った子たちが特別視されることなく興味のあることを伸ばしていけるような教育が広まっているといいなと思います。

後藤 ありがとうございます。では、その理想に対して今抱えている教育の課題点はなんだと思いますか。

ひかりさん 他の国と比べると、1クラスの人数が多くて先生が一人一人に合った教育を提供できていなくて、これは日本の教育制度上仕方ないことではありますが、一人一人のニーズに合った教育ができていないのが今一番の課題だと思います。

後藤 確かにそれはそうだと私も思います。私は全日制の高校と通信制の高校両方通ったことがあるんですけど、今の学校の方が個別対応で一人一人にアプローチができていると感じています。だから学校も個別教室みたいにマンツーマンでいいんじゃないかなって思っています。極論なのかもしれないけど私はそれでいいんじゃないかなって思います。

ひかりさん 私もそう思います。

後藤 それだと対人関係が身につかないとか言う人もいるかもしれないけど、誰一人として同じ人はいないんだから一人一人のことを考えようよっては思います。

それを根本から解決しようとすると、教育の人数不足、教育の時間外労働などまた違った課題が出てくるけれども今回話をしてそう思いました。

3 イベントとコミニュティの重要性

後藤 ではその理想を叶えるために事業として具体的に何をしたいとか考えがあったら教えてください。

ひかりさん 今関わっている団体と繋がるのですが、軸としてあるのは、まず一つはコミニュティを作ることで、特徴を持った子もそうでない子も集まって交流ができて思ったことをためらうことなく話せてみんなが安心できる場所をコミニュティとして作りたいと思っています。
二つ目は、その子の興味分野を伸ばしていけるように子供一人一人に自分のプロジェクトを持ってもらってそれを伴走して支援していくサービスを考えています。

後藤 ありがとうございます。形としてはイベントとしてやる内容という感じですか。

ひかりさん イベントで小中学生を集めて自分のやりたいことを考えてもらって、オンライン上で支援しながら自分の探求したいことを考えてもらってイベントを開いていこうと考えています。

後藤 ありがとうございます。


筆者あとがき

今回初めてひかりさんとお話しさせていただきましたが、自分の理想像を大切に持っている方だという印象がとても強かったです。

「多様な特性を持った子供たちへの支援の在るべき姿」それは発達障がいの特性がある私が診断を受けた頃から疑問に思っていることの一つでもありました。

「ギフテッドや発達障がいなどの特性を持った子もそうでない子も一緒に学べる環境を」今回の対話で何回も彼女から発せられた言葉。この言葉は、特徴で区別するのではなくみんな一人一人の人だという彼女の優しさを私は感じました。

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