ダーニングで繋ぐ思い出
8年前、まだ抱っこ紐でおとなしく買い物に付き合ってくれた息子を連れて、ニトリへ行った。
上の子のときは、自分一人で赤ちゃんを連れてショッピングに行くことなんて考えられなかったけど、下の子になると「抱っこできる赤ちゃんのうちに、自分の行きたいところに行っておかなきゃ!」とアクティブに。
懐かしい。
ニトリへ行ったのは、暑がりの旦那さんのためにNクールの布団シーツを買うためだった。
その時に見つけた、同じ素材のベビー用昼寝布団。シーツと違ってすごくかわいい。これがあれば初めての夏も気持ちよく乗り越えられる!と期待を込めて…なんの躊躇いもなく、愛する息子のために購入。
お昼寝布団として使えたのはあっという間だった。すぐに身長は大きくなり、足あるいは頭が飛び出てしまった。
それでも、毎年夏になるとリビングに出してきてみんなで使っている。8年も経つと、穴が開いて綿も飛び出てくるし、洗濯しても取れないシミがいくつもある。一緒に買ったシーツも毛玉だらけでゴムが伸び伸びだったので、最近ようやく手放した。これももう捨てどきかな…と思っていた。けれど…
「まだ使う!!!」と息子。
いまだに、パパや姉ちゃんが使っているのを嫌がるときがある息子。かわいい。
まだまだ下手っぴだけれど、ダーニングが出来るようになったことで、また一つ、使い続けられるものが増えた。思い出も、心の中だけでなく、目の前に残すことができた。赤ちゃんの頃の思い出だけでなく、毎年の夏の思い出も、そしてこうやって手直しした思い出もどんどん積み重なっていく。
そのうち「もういらない!」と言う日が来るのかな…
そんな日も楽しみに、身の回りのモノと一緒に年齢を重ねていけたら。
↓ダーニングの参考にした本。とても可愛らしいダーニングばかりで、靴下や服に早く穴が開いてほしい!と思ってしまうほど(笑)