窮鼠日記24 コマン・ダンテ(ミクシィに過去に書いた日記)
2007年06月16日01:00
仕事が休みだったので、渋谷のユーロスペースに『コマン・ダンテ』というドキュメント映画を観に行く。迷いながら劇場に着くと、名前がシアターNに変わっていて、職員に訊くと去年ユーロスペースは場所移転してん、とのこと。駅の逆側、文化村の方までさらに移動しヘロヘロに疲れる。しかし映画は良かった。席はガラ空きだったが、極めて面白かった。
オリバーストーンが5年前にキューバのカストロ大統領にロングインタビューしたのを中心にまとめたドキュメント。
チェ・ゲバラとの別離についてもダイレクトにコメントしていて、革命戦士としてのカストロの凄さが伝わってきた。
大国アメリカと徹底対立しても、一歩も引けをとらぬヨボヨボの爺いが痛切にかっこいい。
ナイト上映の東京小説~乙桜学園祭も、続けて観る。
もともとは、こっちを観るつもりで予定を組んだのだが、コマンダンテも上映してたので、2本まとめて観たのだった。東京小説は、ほぼ満席状態だった。これは作家の桜井亜弓さんと乙一さんの自主制作映画。
水曜日、東大和店で仕事してたら、アルバイトの高校生のエムエムが勧めてくれたのだった。乙一さんの大ファンで、「あさって金曜日が~、千秋楽ですよ~、うちは明日に行きます~、トークショーもやるらしいです~!生の乙一が見れますよ~ポンさん~」とノロノロ喋り教えてくれたのだった。(エムエムは動きも喋りも、何もかもがスローなのだ)
終了後のお二人のトークショーも面白かった。桜井さんは小説から想像したとおりの釣り目の美人だった。乙一さんはグロいキツい小説を書くわりに、人の良さそうなオットリした喋りで、女性ファンのハートをガッチリさらっていた。東京は、こんなに有名人を近くで見れる機会があっていいな、と思った。
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