何もできなかった文系大学生が、エンジニアとしてアトラエに入社を決めるまで
初めまして!アトラエの22卒内定者で現在はエンゲージメント解析ツールWevox(ウィボックス)のエンジニアとしてインターンをしています、上智大学文学部新聞学科4年の家令啓太(かれいけいた)と申します。
本noteでは、22卒の一就活生として、アトラエに入社を決めるまでのプロセスについて公開し、今本気で就職活動に打ち込んでいる就活生にとって、一つでも判断材料が増え、納得のいく前向きな意思決定に繋がればと思い、執筆することにしました。
割とイレギュラーな就活をしていたので「こんなやつもいるのか〜」くらいに情報の取捨選択をしながら読んでいただけたら幸いです。
就職活動に前向きになれず、将来への不安が募る毎日
大学2年の冬、当時の自分は「就職活動」というものが嫌で嫌で仕方ありませんでした。ESに盛りに盛った経歴を書き、時期が来たかのように皆がリクルートスーツを着て、用意してきた武器(ガクチカ)を片手に面接官という敵を倒すゲームに気づいたらみんな参加している。
「あの企業はネームバリューがあるし〜」「新卒カードは大企業に使わないともったいないよね〜」「今は内定◯個持ってて〜」。就職活動はそんな言葉が飛び交う、周囲との比較から避けては通れない、レールの敷かれたゲームのようなイメージしか持てませんでした。
迫り来る就活に前向きになれないまま、「おれって何がしたいんだろう」「この先どう生きていけばいいんだろう」「おれって社会から必要とされるのかな」と、新型コロナウイルスの影響で人と会えない期間が続いたこともあり、日に日に不安が加速していったことを昨日のことのように覚えています。
何もできない自分が嫌で、未経験ながらエンジニアとして長期インターン先を探す
当時の自分にできたことは、幼少期からやっていたサッカーと、アルバイトをしていたスポーツ新聞社で培った「刷られた原稿をいかに早く運べるか」という爆速運搬スキル、あとはウーバーイーツの配達員もしていたため、配達依頼の頻度が高い地域に行って効率的にお金を稼ぐ作戦実行スキルくらいでした。学園祭実行委員としてサークルを大いに楽しみ、単位はギリギリ、そしてアルバイトに熱中する生活を送っていたので、どこにでもいるいわゆる「典型的な大学生」でした。
将来への不安が加速していた当時の自分は、「何もできずに不安を抱えるよりは、何か行動して選択肢を増やそう」と考え、興味本位で少しだけ触ったことのあるプログラミングを生かし、エンジニアとして働いてみたいとぼんやり思うようになりました。プログラミングは完全に独学で一度挫折した経験もあるのですが、友人がエンジニアとして既にインターンをしていた影響もあり、エンジニアインターンを探すことにしました。
採用媒体に「業務未経験可」「学生インターン募集」と書かれていた企業を見つけては応募を繰り返し、「何もできない自分を変えたい」という一心で働き口を探し続けました。そんな時、友人が長期インターンをしている企業で学生エンジニアの募集が始まったという話を聞きました。
この話に乗らないわけにはいかないと思い、友人経由での応募を決めました。そんなご縁もあり、インターン採用面接を経て、大学2年の3月末、ついに念願の働き口を見つけ、エンジニアとしての第一歩を踏み出すことになります。
長期インターンに全てを捧げる
チャンスをくれた友人や、何もできない熱意だけの自分を採用してくれたインターン先をがっかりさせるわけにはいかない、せっかく自分の可能性を広げられるチャンスを得たからには、やれることは全てやり切りたい。そう考え、そこからは長期インターン漬けの毎日を送ることになります。
もちろん業務未経験だったので、右も左もわからない状態がしばらく続き、社員の方々や友人のサポートをもらいながら、必死に食らいつく毎日を送っていました。「あ、おれ来ちゃいけないところに来ちゃったかも」と自分の無力さに落ち込むことは何度もありました。
しかし、何もしないで将来への不安を抱えていた頃とは異なり、できないことと向き合いながらも、日々成長できている確かな実感があったため、ここで踏ん張って価値を出せる存在になってやろうと、苦境を前向きに捉えることができました。そんなこんなでエンジニアとしてのインターン生活を1年間過ごす中で、プロジェクトメンバーとしての開発経験を積み、プロジェクトの推進を任せてもらえる立場になるほど、長期インターンに没頭していました。
インターン先の社員の言葉をきっかけに就活を開始
大学3年の3月、エンジニアとして一定の成果を出せるようになったものの、未だに就活に前向きになれなかった自分は、長期インターンを最優先にし、伸び伸びと働けていた環境に不満がなかったこともあり、そのままインターン先に就職したいと思うようになっていました。
そのため、任されていたプロジェクトが無事終わり、ずっとお世話になっていた社員の方に「できることも増えてきて、これからもっと大きなことをしていきたい。このままここで働きたいと思っています」と伝えました。
すると、「その気持ちは嬉しい。だけど、他の企業も見た上で、それでも働きたいと思うんだったら歓迎するよ」という言葉をもらいました。自分の進路と向き合うことに対し、長期インターンを言い訳に逃げていたことに気付かされ、「心から納得のいく企業で働きたい。そのために、外の世界をもっと見てみたい」という気持ちが生まれ、就活を開始しました。
アトラエと出会い、魅了され、入社を決める
重い腰を上げて就活を始めたと言っても、「長期インターン先以上に魅力を感じる企業があったら話を聞きたい」くらいにしか思っていなかったので、心から興味を持てた企業にしかエントリーしませんでした。
その中で目に留まった企業が「アトラエ」です。長期インターン先と組織形態(ホラクラシー型)が似ている、自分と同じ上智大学卒の社長が立ち上げた会社、という共通点もあり「YouTubeだけだし一回見てみるか」と、動画を視聴したのですが、自分の就活に対するモヤモヤを全て消し去ってくれるような衝撃的な内容でした。
そんな社長の言葉の数々に魅了され続けた20分間だったとともに、本当にこんな企業存在するのか!?という疑問を解消したく、アトラエにエントリーすることを決めました。
そこからは流れるように選考が進み、これまでの経歴を含めて、自分の価値観や社会に対して感じていること、アトラエの目指すビジョンやアトラエが今抱えている課題について腹を割って話すことができ、計5回の面接を経て、内定をいただくことができました。
面接を通して、自分の価値観がアトラエの目指す方向とマッチしている、この人たちとなら背中を預けて本気で働くことができる、そう思った自分は、長期インターン先の社員の方々と話し合いを重ね、アトラエに入社することを決意しました。
具体的には以下の理由から、自分のwillとアトラエのwillが重なっていると感じ、入社を決めました。
1.社会課題を解決したいという思いが原体験にあった
兄が自閉症というハンディキャップを持っており、そんな兄に愛情を注いできた両親を見て育ち、弱い立場の人に手を差し伸べられる存在になりたいとずっと思っていたことが自分のルーツになっており、生きる上での目標になっています。
日本は他の国と比べてかなり恵まれた環境にあると思うので、そんな日本において取り残された人たちを、自分がいたことで少しでも救われたと思ってもらえるような存在になりたいと思っています。
アトラエとの重なりで言えば、社会を良くし、幸せの輪を広げていくための手段である「仕事」が生きる上で重荷となってしまっている、そんな生きづらさを感じている人たちの声を拾いたいと思うようになりました。
2.組織ベースで社会的に意義のある事業を行なっている点に魅力を感じた
社員のエンゲージメントが低いと言われる日本において、活き活きと働ける人たちを増やす→日本企業の生産性を上げる→日本社会を明るくするという点において、アトラエはとても社会的に意義のある事業を展開していると思っています。
また、そういった社会を作るためには自分たちが最も活き活きと働くのがカッコいいという思想が心から素敵だなと思いました。これまで属してきた組織において、主体的に行動している人が多いチームほどパフォーマンスは高く、その過程もかけがえのないものになっていた感覚があるので、そういったパフォーマンスの高いチームを主体的に作っていきたいという思いが、アトラエの目指す組織像とマッチしていました。
3.挑戦を歓迎する文化があるか
エンジニアをやっていくうちに自分の中でできることが増えている確かな手応えがあり、影響範囲の広いアウトプットを人生をかけて残したいという思いが芽生えてきました。
そう考えた時に、どれだけ早い段階から責任ある業務を任せてもらえるか、チャレンジする時に背中を押してもらえる環境であるか。これはエンジニアに限らず必要なことだと思いますが、年次関係なく、経営者目線で組織・事業を柔軟に変えていくことが求められるアトラエは、これ以上ない環境だと感じました。
就活生に向けて
以上のようなプロセスを経てアトラエに入社することを決めたわけですが、就職とは、建前を並べて内定をもらえたらそれで終わりなのではなく、「自分の未来と企業の未来が重なった先にあるもの」だと確信しています。
自分の譲れない軸と企業の軸を照らし合わせながら、両者の向かう先を俯瞰して見てみて、他人軸で意思決定をしそうになっていないか、心からその企業で働きたいと思っているか、企業の夢に心から共感できているか、そういったことを一度立ち止まって考えてみて、前向きな意思決定をしてもらえたらなと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!もしアトラエに興味があり、ざっくばらんに話してみたいと思った方はぜひオフィスに遊びにきていただけたらと思います!次回はエンジニアとしてアトラエで実際に働いてみての学びをまとめてみたいと思います!
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