『虎に翼』虎は千里を行って千里を帰る
『虎に翼』エピソードとしては、少し回顧録的エピソードなのだけど、優三さんが戦地に赴くとき、寅子がお守りを渡すシーンのセリフ:
「虎は千里を行って千里を帰る」
良いセリフだなぁと思った。素直にかっこいいと思う。
残念ながら優三さんが戦地から帰ってくることはなかったが、寅子のお守りは千里を行って千里を帰って来た。虎のお守り、すごい威力がある。
昔は、虎といえば
「強靭でしなやかな肉体(と精神)を持つ生物的に憧れの存在としての獣」
というイメージだったのだろう。今は絶滅危惧種、または絶滅した地域が多く、むしろ虎を救おう!、という話題の方が多い悲しい種族(涙)。
ところで私の身内には寅年が2名ほどいる。
2人とも男性なんだけど、職業がエンジニア技術者系で、どちらかというと筋肉で走るより頭で考えるタイプ。虎とは程遠いイメージなのだが、この二人に共通することがある。それは
「自分が乗る車へのこだわり」
である。
「千里のアウトバーンを "虎ポルシェ" で疾走するアドレナリンハイなドライバー」
という表現がよく似合う感じ。
時々後からやってくるスピード違反の切符をコソコソ隠してる。
とは言え、ポルシェは完成度高く近寄り難くも美しく、そういう意味では私にとっては虎同然なのである。