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真夜中の公園にて

ごきげんよう。

暑いですねー。
夜の散歩をしていたら蝉の幼虫がよちよち歩いてて、可愛くてついつい捕まえちゃいます。
俺に捕まったのがラッキーだと思って欲しいので速攻木のええ感じの場所にショートカットさせてあげます。
元気な成虫になってね。

毎晩夜の散歩を欠かせない僕ですが
仕事の関係でこの日は深夜3時ごろに夜の散歩に出かけました。
蒸し暑い夜でした。

いつも近所の公園を通り抜けていくのですが、
なんかこの日は遊具に登ってみようと思ったんですね。


なんかこんなやつ。
滑り台?のような、なんとも言えない遊具。
こんなんが近所の公園にあるんです。

これに勢いよく登ってみたんですね。

上の方でめっちゃ滑りました。
危なかったです。

でもなんとか登り切ることができました。
てっぺんに登るというのはなんとなく気持ちがいいものです。

さあ

どうやって降りよう。
あんまりお尻とかつけたく無いんだよなー

そうだ。

斜面はかなり滑るしこんな感じで滑り落ちて行こいう

いざ斜面の前に立つと結構急でちょっとビビりましたが、
好奇心の方が勝ってしまい「えい!」っと斜面に飛び降りました。

するとどうでしょう

上の方はスルッスルやったのに途中でピタリと止まり、全然滑りやがらへん。
一瞬だけマイケルジャクソンのSmooth Criminalみたいになってもうて、
さらに勢いよく滑り降りていたのも相まってそのまま前方にダイブ


膝が斜面に直撃





ぎゃあ!!

真夜中の公園で中年男性の悲鳴が鳴り響く。
それだけでは勢いは止まらず、さらに前方に一回転




効果音をつけるならまさに「でーーーん」です。

く、く、屈辱、、、!!
なんなのよ!
痛いじゃ無いのよ!
とっても恥ずかしいじゃないのよ!

もうこれが子供達やママ友の集団がワラワラいる昼間の公園だったらマジ終わってた。
誰か知り合いが一緒だったらリアクションも取れるが、本当に一人だったのでただただ静かに痛みと恥ずかしさに耐えるしかなく、僕は足を引きずり公園を後にしました。

あの夜、深夜3時に辛くて、悲しくて泣いていたどこかのあなたへ。
同じ時に、40手前のおっさんが一人、テンション上がって遊具に登り、真夜中の公園で死にかけの蝉みたいにひっくり返ってもがいている姿を想像して少しでも笑ってもらえれば幸いです。

そう僕はピエロなのさ。


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