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減次元
新年の朝練は木剣の素振り500回からの手裏剣。
あいかわらず武器が好きです(笑)
やってみると分かるが大刀と手裏剣、ヌンチャク、ムチはカラダの使い方が同じ。素振りが正しくできると、どの武器も少し慣れれば扱えるようになる。
こういう、違うことをやっているようで実は同じ方法に落とし込むことができるのを「減次元」と言う。
たとえば実生活でも「仕事と子育てと護身術」の3つをそれぞれ100%でこなそうと思うと300%のパワーが必要になりそうだが、やることを同じ要領で重ねていけば(次元を減らしていけば)120%ぐらいでこなせるようになってくる。
会社経営は勝つこと以前に負けないこと(損を出さなければ利益は残る)
我が子が自力で生きていくために、なにを学ばせれば良いか
犯罪現場から生還するために必要なことは何か
「生き残る」という視点でそれぞれを見れば、これらには同じ考え方や解決法を共用することができる。別々の次元の事がらのように見えて、同じフレームワークで対処できることは多いのだ。
坂本龍馬は商売と倒幕を同じフレームワークで考えて、薩長同盟や大政奉還を考えついた。
現代でも大きな仕事を成し遂げる人は、とても忙しそうに見えて、実はやることを減次元しているから余裕がある。「生き残る」という明確な減次元モノサシがあるので決断も素早い。
減次元には、自分の現状を少し上から見下ろすような見方が大切。先ほどの例だと「経営も子育ても護身術も、つまりは戦いだよな」という一歩引いた視点を持てるかどうか。そのために昔から武術では「観の目」とか「遠山の目付け」を重んじている。
また一歩引くためには現状にドップリ浸からない事も大切。いつまでも変化しなかったり(社会的、立場的に)、昔話ばかりしていると、次元の共通性を感じることはできない。
平たく言えば、世の中の事は大半が戦いだ。
戦い方を知れば、生き方が分かってくる。これも減次元。