片手で戦ってみよう
護身術。時には利き手が使えない想定で練習してみてください。
私はフルコンタクト空手の選手時代に、練習で右手をケガをした時は左手で戦う練習をしていました。最初は練習を休んでいたんですが、ある時「こんな貴重なチャンスは有効に使わなければ」と思ったんです。
左足をケガしたらサウスポーに構えて戦ってみる。利き手をポケットに入れて反対の手だけで、相手の攻撃をしのいでみる。そこから見えてくる守り方や攻め方があり、凄い自信になります。
暴漢に襲われた時にまず対処に使うのは利き手。その利き手がケガをする可能性はとても高いです。利き手が使えなくても諦めずに強い気持ちを持ち続けられるかどうかは、とても大切。
最後には小手先の技術ではなく、強い気持ちが生死を分ける。「こういう事が起こり得る」という経験が覚悟を育てていきます。
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