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【7/4(土)】道を辿り,巡り逢う
”道”について思いを巡らせてみよう。
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旅行や引っ越し等で新たな土地へ足を踏み入れる際に、僕がまずやることは「迷うこと」なんだ。
その土地のことをより深く知っていくために、スマホの地図はあえて見ないで、迷ってみるんよ。
どれだけ土地勘のない場所であっても、国道、海、線路といった大きくて不変なものを目印にして、気の向くままに色んな方向へさ迷ってみる。
この目的のない冒険が、楽しいんよね。
・・・ただし、どれだけ冒険が好きだといっても、帰るべき場所や身の安全を確保するための道しるべは必要だ。
国道や海、線路の場所だけは最初に調べておけば、もし迷ってしまっても、そこを辿れば帰るべき方向の目星がつくから。
裸一貫で、無一文で、行く宛もなく帰る場所もなく、果てしない冒険をすることは、僕にとって極めて難しいだろう。
それは無謀だと感じるから。
けれど、全く旅に出ず安全地帯に留まり続けることも僕には難しくて、それは臆病に感じてしまう。
僕は安全な居場所に居ながら、たまに冒険へ旅立って、この複雑な世界の奥側を少しだけ辿ることができた気になりたいだけなんよね。
それは、無謀と臆病の中庸に勇気があると考えるから。
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、無謀と臆病という両極端の中間に至る際に「勇気」があらわれるとして、知ろうとする思慮深さと、知を実践することの大切さを説いた。
・・・こうして迷ってみることで、後で現地の人から話を聞いたり地図で場所を確認した時に、「その道とあの道が繋がっていたのかー!」という発見が得られるんよね。
知識に偏りがあるのは自然なことで、そうして色んな人の知が巡り合った瞬間に、それらが恵みとなって知恵が育まれていくのだと僕は思うんよ。
色んな方向へ分かれていた道が一本の道へと繋がる瞬間を、これからも大切にしていきたいと思う。
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流れがあるから
そこに道ができていく
僕らは同じ道を流れることもできるし
道を分かつこともできる
多種多様な道を誰かと共に流れてみたり…
時には自ら流れを生み出して新たな道を作るのもいい
いずれにせよ
流されるのではなく自らの意思で流れていたい
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このnoteでは、2020年5月に毎日更新した『見返したくなるカレンダー』を自分で見返して、今現在の心情を綴っております。
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