『北海道をかし菓伝』 六頁/キラキラ輝く雪原が思い浮かぶような豆菓子
菓子器に盛られた姿が雪のように見えて、わあっと歓声をあげる私。それを見て相好を崩す祖父母――時は昭和。小学校の夏休みに、初めて一人だけで北海道の祖父母宅に滞在したときの一コマであり、このお菓子のいちばん古い記憶です。あれから数十年の時を経ても、変わらぬ姿、優しい甘さと楽しい食感に懐かしさが込み上げてきます。
※『北海道をかし菓伝』は、私が独自に設定した選定基準(食用加工油脂や人工甘味料を使っていないなど)を満たしている、後世に残したい北海道のお菓子について綴った読み物です。詳細は「はじめに」をご覧ください。
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