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『北海道をかし菓伝』 七頁/コラム *家族からのお土産*

熟慮の末、独自の選定基準を設けたり、綴り方にも制約を設けたりして、先月いざ走り出した『北海道をかし菓伝』。デジタル音痴のため、アップするにも1時間以上を費やしたりと、あたふたしながらひと月が過ぎ、2ヶ月目に突入。ほんの少しだけ心に余裕ができました。

すると、先送りにしていた課題のことがふと気になって。その課題とは、〈これまでの綴り方ではちょっと書けない気がするお菓子のことをどうするか〉です。たとえば、お土産でもらったり、たまたま旅先でのおやつにしたり、一度しか食べていないのに、強く印象に残っているお菓子があります。独自の選定基準も満たしている。けれど、なにぶん食したのは一度だけ。思いをちゃんと表現できるか自信がない……そもそも、北海道をかし菓伝の「はじめに」に書いたように、つい同じお菓子を選んでしまうということから外れている。でも、後世まで残ってほしいお菓子だし……と葛藤していました。
その他にも、何度も食べてはいるけれど、もっと違う綴り方の方が面白いかも!と思うお菓子などもあります。

そこで、コラムという形で自由に書いてみようという思いに至りました。今回は、家族からのお土産をテーマに、3つのお店のお菓子について綴ってみたいと思います。

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