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あなたって時々「あんこ玉」

読みもの「あなたって時々『あんこ玉』」


家族が自然に
いつの間にか纏ってしまった
役割みたいなものがある。

我が家は

子どもに対して
ベリースイートなのがパパであり

ママこと私が
「シメる」役を負っている。

シメるって言ったって

理不尽に
意味不明に
怒鳴り散らすそれではなくて

どのご家庭でもあるレベルの

「それはあかんやろ」の時に
口調強めお小言を発動する役である。

さらには

子どもにとっては
めんどくさい以外の
何者でもない宿題を

「やることやってから遊びんしゃい。
 HA・YOやれい。」

促すのも私の役割。

書いていて
嫌になるほど
嫌な役をやっていると思う。

致し方ない。

夫の娘への甘々が発生するたび
私は「あんこ玉みたい!」と
ツッコミを入れる。

ところで

あんこ玉こと「松露」は
抹茶にぴったり。

お菓子だけで
お腹いっぱいにならず、日持ちもして
ちょっと食べたい時に重宝する。

子どもの頃に祖母の部屋に
あったような、なかったような…
そんなぼんやりとした
存在認識だった松露であるが

私の抹茶のお供として
最近ことに重宝している。

あずきの風味も感じられて
よきお菓子なのである。

さて今日も
抹茶でも点てて

嫌な役やってるご褒美(嫌な役手当て)
として
あんこ玉でも賞味するか。

※ご褒美多すぎという説は受け付けぬ。








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