あなたって時々「あんこ玉」
読みもの「あなたって時々『あんこ玉』」
家族が自然に
いつの間にか纏ってしまった
役割みたいなものがある。
我が家は
子どもに対して
ベリースイートなのがパパであり
ママこと私が
「シメる」役を負っている。
シメるって言ったって
理不尽に
意味不明に
怒鳴り散らすそれではなくて
どのご家庭でもあるレベルの
「それはあかんやろ」の時に
口調強めお小言を発動する役である。
さらには
子どもにとっては
めんどくさい以外の
何者でもない宿題を
「やることやってから遊びんしゃい。
HA・YOやれい。」
と
促すのも私の役割。
書いていて
嫌になるほど
嫌な役をやっていると思う。
致し方ない。
夫の娘への甘々が発生するたび
私は「あんこ玉みたい!」と
ツッコミを入れる。
*
ところで
あんこ玉こと「松露」は
抹茶にぴったり。
お菓子だけで
お腹いっぱいにならず、日持ちもして
ちょっと食べたい時に重宝する。
子どもの頃に祖母の部屋に
あったような、なかったような…
そんなぼんやりとした
存在認識だった松露であるが
私の抹茶のお供として
最近ことに重宝している。
あずきの風味も感じられて
よきお菓子なのである。
*
さて今日も
抹茶でも点てて
嫌な役やってるご褒美(嫌な役手当て)
として
あんこ玉でも賞味するか。
※ご褒美多すぎという説は受け付けぬ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?