ZOZO、マイノリティ、丁度よい距離感
ZOZOが世間を騒がしている。
ZOZOTOWNはアパレルのオンラインショッピングサイトだ。いわゆる勝ち組企業。
ZOZOはオンラインの店舗だが、自前の倉庫を持っている。一般的には、オンラインショップでも大きくなると、商品を保管する倉庫は外部委託となる。しかし、ZOZOはその巨額な利益を武器に物流倉庫を自前で用意しているのだ。その倉庫はZOZOBASEと呼ばれている。
さらに、余りにも商売が繁盛しすぎてて、自社の倉庫では管理しきれず外部に委託している分もあるようである。別の物流倉庫から商品をZOZOBASEあてに発送するのだ。エンドユーザーの手に届くまでひと手間増えるので、非常に非効率だが、そうせざるを得ないほど繁盛しているのである(株価はさえないが)。さすがアパレル界の巨人だ。
しかし、前澤氏である。
ニュースサイトを見ると、彼の行動に対して賛否両論があるようである。
記事を読んでいるだけで気持ち悪くなってしまった。
私は貧困のため、ここ十年ほどテレビが家にないし、新聞もとっていない。ネット回線もないので、スマホでニュースを見るくらいである。
世間と完全にずれてしまったのは百も承知している。誰も私に関心を示さないし、私も世間にはもうそれほど興味はない。
しかし、こうまで世間と離れてしまったのかと驚くことがある。
世間の考え方が、まるきり理解不能なのだ。
前澤氏とそれに追随している者たちを私が批判する権利など一切ないが、はっきり言って、品がない。どう考えても品がない。説明するまでもなく品がない。と、私は考える。
しかし、この意見がこの世界ではマイノリティなのである。
安倍氏が首相で、トランプ氏が大統領で、AKBが人気者なのである(少し古いか?)。
好きにしたらいいのだ。思うように生きたらいいのだ。
人の数だけ主観があり、その価値観はすべて違う。
無理にわかり合う必要はない。
世間は世間、彼は彼、私は私である。
礼を失さないように気をつけ、丁度良い距離感をつかめばいい。
ヤマアラシのジレンマだ。