見出し画像

正義と倫理の違いを7歳に伝えることを目指した比喩の話

比喩
公園に滑り台があります。少し大きくて地元の子供達に人気の滑り台です。

「みんなで譲り合って、順番を守って安全に遊ぼう」というルールがあります。子供達は、並んで順番に滑り台を楽しんでいました。

そこに、「つるつる滑る滑り台を逆に登ることこそ一番楽しい遊び方」と信じている子が現れました。ルールを守って欲しいと伝えても正しいと信じているから、聞く耳を持ちません。

滑り台全体が機能しなくなりました。

並んでいる先頭の子の後ろの子が、我慢できなくて、滑り台を滑り降りて衝突事故が起きました。

大人達が話し合って、大人が見守って子どもに滑り台のルールを守らせて安全に遊べる期間だけ、使用可能にし、大人が立ち会えない時は滑り台の利用が禁止されました。

子ども達は新しい遊び方を思いついても、怪我をしたり、遊び場の自由が減ることはないか考えるようになりました。

ポイント

個人が主観的に信じる正しさを「正義」、地域や社会で一般的に守るルールやガイドラインを「倫理」と考えています。
かつて、伝統的な宗教の影響が大きかった頃は、宗教が倫理を兼ねました。法律は倫理の一部ともいえ、倫理はより広い概念だと個人的に理解しています。

例えば、公正さを考える際の基準が倫理です。

ここから先は

0字

この記事は現在販売されていません

サポートする値打ちがあると考えて下さって感謝します! 画像生成AI学んでるので、その費用にさせて下さい。 新書を一冊読むことよりお得なnote目指してます。