🌶 豚 キ ム チ チ ゲ ラ ー メ ン 🍜
目覚めた男は起き上がりベランダへと出る
男「寒い …」
昨日も寒かったが、今日はもっと寒い
窓を通して曇り空に見えたが、小雨が降っていたのである
いつも通りリラックス系の音楽を聞きながらストレッチをして考えていた
（雨がやまなかったら、どこにいこうかな）
あくびをしながらチラシに目を通していくうちに
赤々とした旨そうなラーメンの写真が視界に飛び込んできた
🌶 豚 キ ム チ チ ゲ ラ ー メ ン 🍜
クーポン利用で 税込７３０円
税抜に換算すると約６６３円という計算になる
男「今日はここにするか」
意を決した男はチラシをリュックに放り込み家を出た
季節限定ということもあり、専用メニューも用意されている
さあ来たぞ
至近距離でまじまじと見る
すでにふりかかっていた一味唐辛子が、より一層食欲をそそり立たせる
ガーリックチップも置かれている🧄
男がガーリックチップを入れないわけがない
蓋を開け小さなスプーンで何杯かすくう
ぐいっと底の麺を表面に上げて
七味をふりかける
ち な み に 麺 は 大 盛 り 無 料 で あ る（ 嬉 ）
ふぅ〜、ふぅ〜
男は箸でつまんだ麺に息を吹きかける
頃合いを見計らい、口の中にすすっていく
旨い …
もそうなのだが辛い❗
唐辛子を中心とした辛さが男の舌を刺激する
やがて刺激は喉を通り胃の中にも染みわたる
唐辛子の熱さは体中を力強く躍動していく
辛い、熱い、辛い、熱い …
それでも男は無我夢中に麺をすすっていく
男「どれどれ」
麺を口に含みながら興味本位でメニューを開く
どちらかというと味噌ラーメンに力を入れているようだ
そんなこんなで食べていくうちに
あともう少しだ
ごちそうさまでした
【辛島信芳の著書】
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