TECH.C.札幌 ライトノベル&シナリオライターコースのマガジンです。学生作品やコンテスト情報、地元札幌のイベント情報などを発信していきます!【毎週月曜日更新】
札幌デザイン&テクノロジー専門学校・ノベルコースによる学園祭用マガジンです。6月10日、11日にリレー小説を投稿する予定です!
we areの水平思考ゲーム用答え掲載マガジンです
これは、俺が温泉旅行に行った時に起きた不思議な体験をきっかけに今の嫁と結婚したって話。 俺の名前は、樵田 焦造。 趣味は温泉旅行。 その日、俺は久々に有給が取れたので、久しぶりに車で温泉旅行に来ていた。 「さてと、日々の仕事の疲れを取りに行きますかっと」 俺は旅館に着くと早速男湯の暖簾をくぐり、服を脱いで風呂場へと赴いた。 扉を開けた目の前には露天風呂。 その奥に広がるのは雄大な山の景色。 「これだ。これだよ。だから温泉巡りは最高なん
「じゃ、そういう事だから。俺達別れよう」 俺__松前 赤平(まつまえ せきへい)はその日、幼馴染を捨てた。 「なんでェ? なんでェ!? あたし達約束したじゃん! 大人になったら結婚するって!!」 まるでリスの様な大きく綺麗な瞳に、大粒の涙を浮かべながら追い縋るこのちみっ子は、深川 唄美 (ふかがわ うたみ) 。 俺の幼馴染である。 「端的に言うとな、お前ガキ臭いんだよ。顔は可愛いけど背も胸も小さいし、腐れ縁だからしょうがなく付き合ったけどさ、この間ダメ元で留夜別 紗那(
ある遅い晩のこと。 人通りがほぼ無く、暗く薄気味悪い路地にて。 「あぁ~飲み過ぎて終電逃しちまった。まぁいっか、明日休みだし。どっか泊まる場所でも探すかぁ~」 顔を赤らめながらフラフラと歩くのは、一人の酔っ払い男。 「もしもし、そこの殿方。宜しければ今晩ご一緒しませんこと?」 そんな男を呼び止めるのは、背後から聞こえる鈴の音のような女の声。 「ん? ヒック......おぉ! えらい別嬪さんじゃねぇかぁ! 俺ァあんたみたいな姉ぇちゃんに目が無ぇんだ!」 男が振り返ると、
睡眠程時間を無駄にする行為は無い。 いつも睡眠によって時間を無駄に過ごして、やるべき事に遅れが出てしまう事が多い私はそう思っている。 どこかで聞いた話だが、人生の三分の一は睡眠時間と聞いた事がある。 これを多いと思うか少ないと思うかは人の勝手だろう。 だが、人の一生を約85年程とした場合。 (85歳×365日×24h)÷3=248,200h 実にこれほど多くの時間を睡眠に費やしているのだ! ああ、実に勿体無い! そう考えたら、私には人生の三分の一は睡眠時間という
ある朝、牛山 実瑠が不安な夢からふと目醒めると、肌寒さと同時に、頭がなんだか重く、背中が痒いことに気づく。 何だろう、変な病気にでもかかってしまったのだろうか。 ふと重い頭を押さえようとすると、何だか硬いものにぶち当たった。 「!?」 凄まじい違和感を感じ、起き上がろうと重い頭を何とか持ち上げてみる。 すると、またもや異変に気付く。 何と、パジャマに身を包んでいるはずの体は、一糸纏わぬ生まれたままの姿となっていたのだ。 まさか、夜中に何者かに襲われたかと思い、辺り
「今日は転校生を紹介するぞ」 11月のある日、クラス担任から突然転校生が来たことを知らされた。 その知らせに、クラス中がどよめいた。 それはそうだ。 先日には初雪が降り、気温の低下と共に冬の訪れを感じさせるこの晩秋の時期に転校生が来るだなんて、かなり珍しい。 それを抜きにしても……。 「ねぇ、転校生ってどんな子なのかしら」 「そりゃあ勿論、とびきりの美少女に決まってますわ!」 「まぁ、この白百合女学園に似合う方であればいいかなぁとは思いますけど」 皆転校生に様々な
昔々、ある所にグール王国という名の国があったそうな。 その国の頂点に君臨するは、齢十八のそれはそれは美しい女王。 彼女の名はベルゼバブ・フォン・グール一世。 夜に煌めく銀色の髪と深紅の瞳、透き通る白い肌と人形の様な顔立ちは見る人々を魅了する程の美しさを湛えている。 だがベルゼバブは決して国民や家臣達から全く慕われていないどころか、むしろ非常に憎まれていた。 何故ならば彼女は非常に我儘で、国中のお菓子と菓子作り職人達を独占し城へ連れ去って行った元凶であったから。 そんな彼女の
突然だが皆、聞いて欲しい。 自分の妹が行方不明になった時、諸君らはどうする? 大抵の人は皆、血相を変えて探すだろうと思う。 だが、俺__唐元 明は自分の妹を探そうとはしないだろう。 何故かって? ならこれから説明しよう。 俺の妹__唐元 清美は見た目は清楚で真面目そうな少女なのだが、その見た目とは裏腹にいつもボーッとしており、放浪癖持ちなのか気が付いたらいつもフラフラと何処かへ行ってしまう事がある。 そんなことが毎日起こるならば、ちゃんと何処かに行かないようにすればいいだろう
○長い眠りから目覚めると、そこにはいつもの見慣れたリビングの天井。窓から差し込む眩い夕日の光が、寝起きの眼に突き刺さる。光に慣れない眼をこすりながら、俺はあることに気付く。 俺「俺はなんで、こんな所で寝ているんだ?」 ○自分が先程眠りに落ちる前の記憶だけが、頭からすっぽりと抜け落ちているのだ。俺は寝付く前のことを思い出そうと試みた。しかし_。 俺「痛ッ」 ○どういう訳か脳裏に閃光の如き光が走ると同時に、激しい頭痛に苛まれた。諦めずに何度も思い出そうと試みても、結
タイトル:『魔王子復讐譚Schadenfreude~全てを奪った貴様を俺が滅ぼすまで~』 ■テーマ 復讐を誓う兄妹のダークファンタジー ■世界観 人間が住む人の大陸と異種族が住む魔の大陸が海を隔てて分けられた異世界。 大陸同士は永きに渡り対立し、この世界を統一出来るのは多くの人々に慕われ敬われる稀代の英雄か、最も邪悪で凶暴な心を持った世にも恐ろしい怪物くらいだと言い伝えられている。 フランベルク帝国:人間の大陸における最大の大国。ジークとリエルの祖国。かつては
Q.本好きのAさんは、いつも図書室で本を借りて読んでいます。でも、Aさんは国語の文章問題のテストで何時も赤点を取っています。それは何故か?
・翌日、「奈落の奥底」の空洞にて ジーク「よし、完成だ!」 ・ジーク、鏖讐斬(クリームヒルト)のエネルギーから生み出し、完成したガントレットを負傷した左腕にはめる。 リエル「お兄様、その腕の鎧は何ですの?」 ジーク「こいつは鏖讐腕(ブリュンヒルト)、詠唱する事なく魔法を打ち出す為のガントレットさ。魔物の穴魔を握り潰せるだけの握力も持っているし、これでまた戦闘の為の武器が出来たってところだな」 リエル「お強いだけでなくアーティファクトまで作ってしまわれるだなんて、お兄
・遡ること数年前 ・群衆の罵声の中、馬車の檻の中にて 兵士「おら、着いたぞ」 エリザベート「ついにこの時が……さようなら子供たち、私はあなた達のお父様の元へ逝きます。どうか、強く生きて下さいまし……」 ジーク「母上!!」 リエル「お母様!!」 兵士「早く来い!」 ・エリザーベート、兵士にギロチンへ引き立てられる。首枷がはめられた後、観覧席に座り不敵に笑うハインツに目をやる。 ハインツ(クックック、これでようやく邪魔者は消える。この国は私の思うがままだ。この女
・タイトルページ ・魔の大陸___シュヴァルツ魔王国、魔王直轄領。 雷鳴轟く暗い空。 地面まで走る稲妻の間を、飛竜(ワイヴァーン)が飛び交っている。 その眼下に聳え立つ山の頂きには、漆黒に塗られたゴシック調の古城。 それこそが、魔の大陸の全域を支配するシュヴァルツ魔王国の魔王城である。 ・その城の主たるは、漆黒の闇に靡く軍服のコートをその身に纏い、玉座に足を組みて座る、白銀の髪で顔の右側を覆い隠した蒼い瞳の容姿端麗な青年。 彼こそがシュヴァ
フランベルク帝国の第一皇子ジークと第一皇女リエルは大臣の理不尽な陰謀により両親を殺され帝国を追放されてしまう。魔の大陸へと追放されたジークとリエルは、過酷な環境による辛酸と絶望の中で性格が豹変し、両親を殺し自分達を悲惨な境遇へと追いやったハインツと祖国への復讐を決意する。 魔の大陸での生活で魔族と化した二人は途中、狐人族の姫、タマモ、セイレーン族の姫、レラ、元魔王のティアを仲間にし、遂にジークは魔王となる。 魔王となったジークはその後、魔の大陸へ侵攻した祖国の軍隊を打ち破り、
いらっしゃいませ! こちらはお一人様専用レストラン「雪の狸」です! 当店はなにぶんお一人様専用ですので、恋人や友達が居ない寂しい人たちにうってつけの店となっております! 見たところお客様もまた、そんなお一人様の様ですね! 改めて当店は、お客様のようなお一人様を歓迎致します! (お一人様ねぇ、確かに俺もそうなんだけど、こうやって他人に面と向かって言われるとなんかムカつくのはなんでだろう) まぁまぁ、そんなムッとした顔をしないで下さいよ。軽い冗談ですって。 さて、気