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ジョロウグモのお作法

昨日、東北の森からジョロウグモの巣の写真が送られてきました。
あちこちで虫柱ができていて、歩いていると目に入ってくるほどだとか。
ジョロウグモの巣にも見事に引っかかっていたそうで、こんな状態に。


巣にかかった虫で、巣の形が見えてきます


空に黒い鳥が大量に飛んでいるのかと思いきや、その飛びかう小虫がジョロウグモの巣にかかったところとのこと。
そのかかった虫はこちら。

タマバチの仲間かな、と。

<追記>
ちなみにこの小虫の大量発生は、昨日だけだったようで、東北のいくつかの地点で見られたものの、今日はまったく見られなくなっていた、とのこと。
一斉発生した理由は・・・??
昨日は満月だったので、それとも関係あるのでしょうか?

なぜそんなことを思ったかと言えば、田んぼにウンカだったかが、一斉に産卵するのが満月の日、というのを昨日、聞いたからだと思います。
かつてはその産卵を防ごうと、水田の水位を上げたのだそうです。
株元に産卵するのを観察して知っていたので、それを利用した防除だったのだそうです。観察大事ですね〜〜!

こちらは巣の主も真ん中に!

さて、この小虫だらけになったクモの巣ですが、ジョロウグモは果たしてこれらを食べるのかどうか?
こんな小さなのをいちいち食べたりしないのでは?と思いつつ、明日にまた見に行くことにしました。

一晩たって行ってみると・・・


巣にかかっていた虫の数が減っています。
そしてよ〜く見てみると・・・

食べ残した虫の残骸がちらほらと見えますので、ジョロウグモはこの小さな虫たちをせっせと食べたということになりそうです。
こんなに小さくても、たくさんあっても、巣にかかったものはちゃんといただく。
ジョロウグモのお作法を見せていただきました。

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