アマガエル、ビニールシートに擬態?!
借りている畑にはアマガエルがたくさんいます。
葉陰にいる時、土の上にいる時、その時々に合わせてじつによく周りに溶け込むような姿をしているなあ、と感心してしまうことが多く、ここのところ気になる存在です。
枝や葉っぱに潜む時は、緑の部分と、葉っぱの縁の部分というのか、ちょっと枯れかかったように見える茶色っぽい部分も作っているように見えます。
こうやって写真にしてみると、「そうかなあ?」とも思うのですが、外で見かけた時には直感的に「あ、葉っぱになりきろうとしてる!」と感じるので不思議なものです。
数日前の早朝に見かけたこの擬態?にもびっくり&疑問がいろいろ出てきました。まだ日が登る前なので薄暗くて画像が不鮮明なのが残念なのですが、これ、ビニールシートに擬態してますよねえ。きっと。
特にこちらの横向きのものを拡大したもの↑
後ろ足のあたりにご注目ください。
モザイク状になっていて、このビニールシートの模様みたいじゃないですか??
少なくとも、このアマガエルを見た瞬間に私は「あ、ビニールシートの模様になってる!」と感じました。
さっそくからむし堂ホットラインで、妹と母にもこの写真を見せました。
「いつも気になるのは、そこにくっついてから似るまでどのぐらい時間かかるのか、なんだよね〜」とコメントが。
たしかに。どれぐらいかな〜、と考え始まって、はたと気づいたこと。
①これは早朝で、まだ薄暗い時間帯だったのだけれど、いつここに来たんだろうか?というのも、ここは明るくなったら、鳥に見つけてください、と言わんばかりの場所なのです。オープンエアで、空からの視界を遮るものは何もないのです。そんなところで擬態したところで、すぐに見つかっちゃうのでは??
いや、そもそも日が照ってきたら暑くてあんなところにはいられないはず。
②もし日が落ちてからここにやってきたのだとすれば、まあ、シートの上に陣取って虫なんかを捕まえていたのかもしれない。
けれど・・・、暗くなってからなら擬態する必要ないんじゃないの??
③もし暗い時にここに来たのだとしたら、あの模様に近づくためのメカニズムはどうなっているの??
どうやって認識して、あの模様になっていくのでしょうか・・・??
いや〜、謎がどんどん出てきてしまいました。
不思議や不思議。
この日は掘り返した土のあたりをウロウロしている、土色のアマガエルもたくさんいました。
そして、ミミズを丸呑みしているところも目撃。
手が汚れていて、写真は撮れなかったけれど、これもまた印象的な姿でした。
土色になったり、草の色になったり、葉っぱのふりをしたり、はたまたビニールシートの模様にまで似せてみたり・・・
変幻自在な「似せる」技の謎が深まる今日この頃です。