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おばけかナニカ
20210414
ラップのリリック、詩を手書きするって習慣をやめてみた。
訓練、制作すること自体を楽しめない感じがして、このところ億劫になっていた。それで一旦休憩にした。
その代わりとは言ってはなんだけど、舞踏の稽古法の様子を撮影してみた。
その稽古自体は、ここ1ヶ月ほどだろうか、毎朝やっているので特別新しい習慣ではない。
ただそれを撮影してその様子をみる、ってのをやりはじめてみた(その一部を切り取ってはsnsに放る)。
これが中々におもしろい。
音楽などなし、まわりの物音だけがする中で、ただ身体が動いてるだけの、しかも自分の身体の映像をみるのがおもしろいのだから、中々自分でも気持ちが悪い。
でもその気持ち悪さ、引っかかりがおもしろかったりする。
ここ一年、日記のような雑感の文章をほぼ毎日書いたり、筆をもっての書だったりと、そこそこに言葉を連ねてきた。
我ながらそのつどのベストを尽くして書いていたつもり。
ただ、それら文章より、自分の身体が動いている映像の方が、雄弁にみえる瞬間があった気がした。
そのことがおもしろくもあり、不気味にも感じる。
何か語ろうなんてつもりはなく、ただひたすらに丁寧に立ち上がろうとする身体から言葉を聴きとってしまった。
おばけか幽霊か、ナニカが見えてしまった、そんな感触。
人に魅せうる形に向かうのかわからないけれど、この不可思議な質感と、なにより気持ちよさってのは、ハマっていくのに十分すぎるモノがありそうです。