うんち出てるかな
20210104
今年は実家に帰らなかった。
妻も僕も、親とうまいこといってないのに、なんだかんだの義務感か、なんだかんだ未練があるのかで、毎年帰っていた。
それが今年はコロナで、双方ともに積極的に帰らない方向に話が進んだ。そんな年末年始が、驚くべきほど、快適だった。
妻も僕も、親と対話をしてロクなことがない。なんでそんなことを言われないといけないのだろうと、憤ることばかり。
遠路はるばる帰って、結局わざわざ疲れ果てて家路につくっていうのが、年末年始の通例だった。
それが今年はなくて、楽しくイベントをやれて、実家に帰るっていうのは妻と僕にとっても親たちにとってもいらないのかもなとあらためて考えてしまった。
合わないものは仕方ないから会わないってのはアリなのに、なかなかできなかったりする。
昨日、帰省しないからってことで、妻が母親と電話して、案の定というかフンフン怒ってた。
話を聴くに、そうねえそれはイヤだよねえと、少なくとも僕には思える内容。
そういう時にどうやったら、ああこの人はこれを僕に私に言わないと、こういう態度をとらないと、やりきれない日々を過ごしてるんだろうなあと、相手のことを慮る方向に転回できないだろうかと想う。
それでふと、うんちだなと、想い至る。
「ああこの人はうんちが、何日も、何ヶ月も、何年も、下手したら何十年も出ていないんだろうなあ。
そりゃあ、溜まりに溜まったうんちが体中にまみれてたら、こういう態度になっちゃうようなあ。
ちょっとでも糞づまりの苦しみから解放されてるかもしれないし、そのことにイライラしてもこちらに何もいいことがないからとっとと水に流そう。」
別に聖人になるとかではなく、ただただ自らの利を思えば、わざわざイライラして時間を無駄にしてる場合じゃないだろうっていう、極めて冷めた態度。
だけど、相手を傷つけてもしょうがない。
だから、うんち、なのだ。
うんち、って文字の響きや曲線を思い浮かべれば、可笑しさも出てくる。
そんな話を妻にしてみたら、
「この前、タカそれやってたよ!
〇〇に行った時に、ツンケンしたスタッフさんがいて私が気にしてたら、あの人うんち出てるのかな?大丈夫かな?ってタカ真顔で言ってたよ!
その話〇〇さんに話したら大爆笑してた!」
と教えてもらった。笑いを提供できたようで何よりです。
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