機械設計技術者試験 その8
前回の更新が11月の7日。「あと2週間…」といっていた本試験、いよいよ明日です。
週末崩れるとの週間天気予報はどうやらそのとおりのようで、西からきた雨雲が近畿、東海、北陸、関東へ到来する模様。
朝はまだ降っていなかったとしても、折畳み傘のご用意などされたほうが安心でしょう。
携行品といえば筆記用具や関数電卓。鉛筆消しゴムはみなさん複数お持ちになることでしょうが関数電卓はふつう1台持ち。直前の今日まで過去問解いたりしてお使いでしょうから万が一のしまい忘れ、故障などに備えて、自宅にあるふつうの電卓も携行すると「御守」がわりになります。
(この受験を機に、20年来使用していた関数電卓を新調した、という受験生のお話も耳にしました。なるほど、そういう手もあるなと感心しました)
「御守」といえば、わたしが各種資格試験を受けにいく際、必ずやることがあります。
自分の受験票をスマホで撮影しておくことです。これにはいくつかの利点があります。
❶携行し忘れ、紛失(試験の前後を問わず)に備えての控え
❷試験会場の開場時刻、入室リミット、会場地図、受験番号等、原本をしまったままスマホで確認できる
❸写真票等、受験の際に回収されてしまうものの、のちのちの参照
❹後年、合格証書を紛失した場合の再発行依頼の紐づけ参照
❶はいわずもがなです。たいがいの試験では本試験会場での携行忘れに対して、受験番号の確認等で対応していただけます。たとえば、朝、自宅なり前泊の宿なりをでて会場に向かう途中で受験票をもってないことにふと気づいてしまった場合、取りに帰って会場入りが遅れるよりは主催者側の当日の対応電話番号を調べて架電、指示を受けそのまま試験会場に向かったほうがよい。
そういった連絡先情報もたいがいは受験票に記載があるので、受験票写真があれば慌てずに済みます。
❷が一番現実的に便利なことかもしれません。間際に確認したい情報がたくさんあるにもかかわらずそのたびに取り出していると紛失のリスクが高まります。原本は筆記用具などといっしょに鞄にしまったままで、スマホで確認するほうが要らぬ緊張を避けられます。
❸は試験種によって異なるところですが、写真票などの主催者側に回収されてしまう部分に「そこにしか掲載されてない情報」があって、翌年以降の再チャレンジとか上位級受験とか後輩の受験の際に訊ねられたりして「あ、たしかあそこに記載があったんだがな…」ということあります。
試験はナマモノゆえ開催回によってまた微妙な違いもあるのですが、過去に実際に受験して得られる情報は、よそではもとめがたいことが多い。貴重です。
❹はこれ、合格してから十数年もすると「あれ、証書どこにやっちゃったっけ?」となること少なくない。
転職やらなにやらの際、「履歴書に保持記載があるこの資格のエビデンス出してね」とか「合格の年月日まで記載のこと」などとあって慌てる(民間企業だとあまりないのですが、公務員・団体職員の場合はけっこう多い)。
合格証書がきたときにも、おおむねスキャナーで読み込み、写しを作成しておきますが、万一それをやってなくて主催団体に合格証明書などを発行してもらわなくてはならない際も、最低限受験票の写真がクラウドにでも放り込んであれば「20××年〇月実施第△△回試験〇級を受験番号×××番で受けた」というところまで特定できますから、依頼がスムーズになります。
1、2級受験のみなさんは特に朝からの長丁場の試験となります。
よけいなところに神経つかわず、試験問題本体との格闘に全力集中できますよう会場お手伝いに携わるわたしも応援しています!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?