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野口整体は「療術」ではなく「体育」というのがその立ち位置なのですが、創始者である野口晴哉(はるちか)は、たびたび「女子の体育」ということを提唱していました。 現代の日本で「体育」あるいは「運動」と言ったときに、多くの方がイメージされるのは「競技体育」のイメージではないかと思います。 「競技体育」というのは、それぞれが持てる体力や技術を出し合って競い合い、その優劣をつけて愉しみ、そして切磋琢磨し合う、そのようなからだを育てようという体育です。 それはある意味「競うからだ」
世阿弥(ぜあみ)といえば、言わずと知れた室町時代の能(猿楽)の大スターですが、彼は後進のために多くの能の伝書を書き残しました。現在でも使われる「初心忘るべからず」とか「秘すれば花」といった言葉も、世阿弥の言葉です。 彼の伝書は、能の稽古について書かれたものですが、そこで説かれていることはあらゆることに通じるとして、現代でもさまざまな芸事や運動の稽古においてよく引用されています。 伝統芸能の世界では、きわめて幼少の頃から稽古をしていくこともあって、伝書の中には小さな子ども
街の植え込みをふと見たら、彼岸花たちが一斉ににょきにょきと地面から顔を出し始めていました。 私は彼岸花を見ると、まるで妖精のような不思議な生態と、その名前と佇まいに微量に漂わせる彼岸の雰囲気に、遠い思い出のような何とも言えない不思議な気分になるのですが、みなさんはどうでしょうかね? 東京は日中まだ暑さの残る日もありますが、彼岸花や百日紅といった花たちが咲き始めるのを見ると、そんな中でも自然は着々と次の季節の準備をしているなぁと改めて気づかされます。 そうやって徐々に秋の
1.モノではなく流れを観る子ども政策で有名な明石市の元市長の泉房穂さんが、2022年に「子ども家庭庁」の設置に伴って参議院内閣委員会に参考人として呼ばれた際に、「お金がない時こそ、子どもにお金を使う」というような発言をしました。 これは分かるようで分からない、なかなか理解しづらいロジックかも知れませんが、非常に大切な考え方だと思います。 整体の創始者の野口晴哉は、自宅の井戸の水が涸れかけたとき、家族で集まって「しばらく水を節約しよう」と家族会議をしていたら、「そんなこと
1.こんな夢を見た愉気の会の日の夜、こんな夢を見ました。(2017年秋のこと) それぞれ悩みを抱えたいろんなヘンテコな仲間たちが、2~30人くらいで真っ白い教会のようなところで、いろんなワークをしながら一緒に暮らしているのです。 ヘンテコな仲間たちというのは、人間だけじゃないからです。クマのぬいぐるみや、他にもなんやかんやといろいろいるのです。(詳しいことは目覚めたら覚束なくなってしまって忘れてしまいました…) そのなかで特に印象に残っているのは、そのクマのぬいぐるみで