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講座などで、しばしば「感覚遊び」をすることがあります。 現代は頭を使って考えることばかりが多いので、感覚を働かせて感じたり動いたりすることの愉しさと大切さというものをもう一度実感してもらう意味もあって、あまり難しく考えずに「からだで遊ぶ」というところに軸足を置いたワークをやってみるのです。 ただからだを動かしながらその感覚を味わってみることもあれば、いろいろな道具を使って遊んでみることもあるのですが、その中で私が気に入っているものに「木板カルタ」というものがあります。(見
1.冬の乾きこの季節、非常に空気が乾燥していますが、私たちのからだも思っている以上に乾いています。 肌が荒れたり、指先がひび割れたり、唇が切れたり、目が疲れやすかったり、頭が重かったり、気持ち悪かったり、痰が絡んだり、鼻水が出たり、手足が冷えたり、足をつったり、風邪を引きやすかったり…。 もし最近そんな変動があるのなら、乾きの影響が出ているかも知れません。 冬の乾きというのは、何故か私たちはあまり自覚できません。 夏に汗をかいて水分が足りなくなるのは「ノドが渇いた」
「共感」と「反感」という2つのベクトルは、私たちの営みのあらゆるところで働いていて、そのどちらも非常に大切な働きを担っています。 たとえば私たちが何かを「食べる」ということは、食べ物を吸収して自分自身に取り込んでいるのですから、それは食べ物に「共感」していると言えます。 たいして私たちが何かを「考える」ということは、私たちの中にある漠然とした概念を、言葉として吐き出し、外側から客観的に捉え直すことですから、それは「反感」の働きと言えます。 シュタイナーの考えでは、幼少時
1.無意識の検閲私たちが意識できていることというのは、ほんのごくわずかであって、無意識や潜在意識のレベルでは非常に多くのことを感じ取っていると言われます。 それはつまり、私たちはいろんなことを感覚してはいるけれど、それらの情報を何らかの形で取捨選択しているということで、しかもそれは私たちの意識にのぼらないところで行なわれているということです。 たしかに私たちの身の回りにはつねに多くの情報が氾濫していて、それらのすべてを一つ一つ意識して「これは必要、これは不要」などと選別し