コントのような日常②〜〇〇事件〜
よく人は、大丈夫と言うけれど
私の知る限りこんなに大丈夫ではない人間はいないと思う…。
今回は、私の父である。
今までも何度かそういう場面に立ち会っている。
それは、何十年前。私たち家族は、夏休みは毎年何処かしら家族で旅行に行っていた。
その年は、妹たっての希望でクヌルプというペンションへ泊まることとなった。というのも、大のホラー映画、ホラーゲーム好きの妹が当時「かまいたちの夜」というゲームをプレイしておりそのモデルとなったところへ行きたいということになり、家族で行ったときの出来事。
長野県を一通り観光した後、早々にペンションに着いた私たちは、UNOで遊んだあと、ひまな時間姉妹であやとりをして過ごすこととなった。
そんなとき、父があやとりで手品をするという。
うでぬきと言う、手首にあやとりを巻いて、もう1人があやとりをもって、中指でそれぞれ反対の手の糸をとって出来た隙間に手首を通すと言う技。
で、何を思ったか私の手首ではなく、首でこれをやるというのである。それはさすがに絶対に嫌だと伝えたのだが、父の大丈夫、大丈夫だから、ちょっとやらせてみな。と言うため、とりあえずしぶしぶ父にやらせてみることにした。
で、紐を引っ張ったら、予想は出来たかと思いますが私の首がしまったのである。。全く大丈夫ではない。
父もさすがに慌てて紐を緩めてめちゃくちゃ謝られたが、私は涙目で大激怒。かなりの勢いでキレた。
危うく、かまいたちの夜のモデルのペンションで本当に殺人事件が起きるところであった。
それ以降、私は「父の大丈夫はだいじょばない。」と言う格言を伝えていくこととなる。
その後も、大丈夫と言って、父がアブに刺されたり(刺されてもなんともなかったが)など色々なことが続くのである。
皆さんもご一緒に、「大丈夫は、だいじょばない」