#19 【宰相への道】罪と罰
まずはじめに。
学歴、家庭環境、経済状況、というような「階級」が国民を分断し、政治家は、その同じ民族内で一方に偏った政策を断行するため、ますますその分断が大きくなる。同じ民族内で団結し、助け合うべきだ。
私は慶應義塾の学生だ、慶應と言えば世間ではおぼっちゃまだとかおじょうちゃまだとか持て囃されるが、実際は全然違う。クラスのおよそ半分が奨学金を借りたり一人暮らしができずに寮に入っている。そしてもう一方の半分は私立中高出身者や慶應の附属校の連中で、彼らは比較的裕福な家庭出身である。こうして、クラス内ですら階層の分化が如実にあらわれていることが分かる。
本題に移る。18歳だか19歳だかの女性体操選手が、未成年飲酒によってオリンピック出場停止処分が下された。
しかし、よく考えてみて欲しい。
18歳は、酒やタバコは禁止であるにもかかわらず、ほぼ闇金と同じ学生ローンからの借金、病気やデジテルタトゥーにもなりうる風俗バイト、ができるようになる。酒やタバコよりも先に規制すべき点が多すぎるのがこの日本の現状だ。罪と罰のバランスが崩壊しているし、なにより、若者が背負っている負担が大きすぎる。これから帝国を再興しようという志に燃える若者たちに、敬意を払っていない。
政党政治とは、ある政党の主張を通すだけのものではない。党派を超え、この国民全体に向け、大義を果たすことである。
しかし、現在、政治は国民の幸せを願うものではなく、金持ちの言う事しか聞かない政治家連中の権力闘争の場と化していることは明らかで、その腐敗は新聞やニュースを見れば分かるだろう。
金持ちだけの政治ではなく、それ以外の人間のための政治を行うべきだ。国民の団結を取り戻すのだ。
この、国民の団結を取り戻すための戦いを、私は無名の浪人であった頃から誓っていた。国民が団結を取り戻すまで、私は決して戦いをやめない。