マンション理論4階 手は4階だった!
今回からは5階について書くつもりでしたが、昨日、新しく気づいた事がありましたので、それを書きたいと思います。
1階から3階はそれぞれ、腹腰、胸、顔と、肉体的な部分が主役になり、慣れてくれば意識もし易いものです。
ただ、4階は思考する、想像するという働きが主であり、その肉体は「脳」であって、手触りを感じながらの探索が難しいなぁ、と思っていました。
昨日、ぼーっと風呂に入りながら、最近気づいた感覚を思い、考え、探っていたところ、「手は脳だったのか!」と、思うようになりました。
いったい何を言っているのか、と思うかもしれませんが、そう考えてみた時、考える、想像する、という動きを手触りとしての実感を持ちながら続ける事が出来るのです。
脳と手の関係はあちこちで聞きます。この考え自体は特に珍しい事ではないでしょう。
ただ、手を動かした時、どうしてもその手は、腕に繋がれて、外の世界に閉じ込められてしまいます。
想像は内なる世界の働きです。
現実という外の世界に縛られず、内なる世界に自由に自分の思うもの全てを表現できるはず。それが想像の力です。
ただ、脳に想像を描いても、それをこの世に表現する時に、想像の力は削がれてしまいます。
この時、脳の力とダイレクトに繋がっているもの、それが「手」のような気がしてきました。
風呂で想像していた事とは丹田です。
最近、気づいた新しい丹田感覚は、肉体を基準にしないものでした。
まず、「丹田がある」というところから始められるものです。
この新しい丹田は、それを思う時、ある意味、丹田だけであり、胴体も腕も脚も手足も頭もありません。
ただ、丹田という場所がある、という感じであり、それは丸い球であり、閉じている空間を感じます。
この閉じた空間が私の新しい丹田感です。
そして、意識というか、想像としての私はその丹田の中にいます。
丹田から動くのではなく、丹田に守られている私というこれまで感じた事のない感覚がありました。
この丹田の中にいる私をより強く感じようとした時、「手」が強く意識されたのです。
考えてみれば、手には指が5本あり、どれがどれ、というのはわかりませんが、それぞれの指が手であり、足であり、頭なような気がしてきます。
閉じた丹田の中を動こうとした時、この体幹は動かせませんが、手を意識したなら、閉じた丹田の中を動き回る事が出来ます。
まだ、実験はしていませんが、この動きは非常に微細。外からその動きは全く認識されないものだと思います。
しかし、私の中では間違いなく動いていて、その動きを相手の無意識は自然と受け取ってしまうように思います。
今日の話は突然出てきたものですが、この閉じた丹田自体はおそらく、5階部分の働きです。
空間という場を作るのが5階の役目なのかもしれません。
今、続けて「身体感覚マンション理論」について書いていますが、言葉にしている最中も次々と新しい気づきがあります。
とりあえずは最初に気づいた「上下の層」の存在だけを書いていこう、と思っていました。
しかし、やはりというか、書けば書くだけ、新しい言葉が生まれてきて、随分とごちゃごちゃになってきています。
今書いているものも、昨日気づいたものです。しかし、これこそが身体感覚を手掛かりとした一人稽古の面白さです。
自分の中がどんどんと変わっていくのです。
私たちは子供の頃から「教わってばかり」です。多くの知識を得る事が一番役に立つ、という思いからだったのでしょう。
しかし、現代はもう、知識はコンピューターに助けられ、覚える必要は少なくなってきました。
これからの時代はこれまでの逆を進むべきです。
誰も考えた事のない変な事。ここに価値が生まれてくる時代です。
ネットの世界に入ればなるほど、という情報は山ほどあります。
最初、その情報はありがたいものとなるでしょうが、やがてそれは飽きてしまい、楽しさは無くなります。
身体を探る一人稽古は、毎日が驚きの連続です。ただコーヒーを飲む、こんな動きの中にも、えーーーーーー、と思える大発見があったりします。
そして、それを言葉にしてみれば、大抵の人からは変な人、と見られるでしょう。
しかし、まず、自分が楽しく、愉快になれるのです。もし人の役に立ちたい、と思うのなら、自分の中で完璧に楽しく愉快になってからでいいのです。
ちょっと寄り道をしました。でも、これは伝えておきたい事だ、と思いました。
自分の手は当たり前なものです。この手に仕事をさせて、評価を得てやっと、自分の手の価値に気づきます。しかし、違うんです。ただ手があればよかったのです。この手は脳とつながり、思いや想像を現実へと見せてくれていたのです。
一人稽古は観察が大切です。
もしかしたら、観察する際、一番しやすいものが手かもしれません。
私は戦う場所にいたので、我慢から稽古を始めました。我慢から始めたなら、体幹と腕が手掛かりになるのでしょう。
しかし、現代は我慢よりも、楽しさ、自由さが主役です。
想像を自由に広げて、その想像をこの現実の中に探す時、まず、手を手掛かりにしてみたらいいんじゃないかな、と思います。
私はその探索を始めてみます。もし、ちょっとでも、気にしてくれたなら、ご自身の手を見て色々と思い、そして、また手を見て、そこに変化はないかと探ってみてください。
次回はちゃんと、5階に進みます!
いよいよやっと、神話の世界です!
「つくば稽古」
稽古日時:2024/10/6(日)13:00-20:00(入退室自由)
会場:つくばカピオ リフレッシュルーム
住所:茨城県つくば市竹園1-10-1 ←クリックでマップが開きます。
参加費:10000円
※10/8(火)には東京にて、ロングヒーリングと夜間稽古を予定しています。会場が決まり次第また、改めて告知いたします。
「徹夜稽古」
日時:8/10(土)12:00-8/11(日)17:00
入退室自由です。
参加費:10000円(当日払い)
会場:カラダラボ名古屋稽古場 JR大高駅から徒歩10分弱
会場は申込者に個別連絡します。
【定期稽古】
7/27土 浜松
7/28日 名古屋
8/2金 一宮ヒーリング
8/8木 名古屋
8/10土-8/11日 名古屋徹夜稽古
8/22木 瀬戸ヒーリング
8/24土 浜松
全て一回稽古制です。参加資格はありません。
申し込みはウェブサイトから。
http://www.karadalab.com/
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