光の感じ方と活かし方 その1

久しぶりの更新になります。
不定期稽古の予定ですが、9/25川崎、10/31つくばを予定しています。

8月のつくば稽古が緊急事態宣言によって延期となりました。関東での稽古は7月以来。
まだ「2か月」ですが、また新たに新しい動き方、身体感覚が生まれてきました。今回の稽古でも、これまでとは全く違う身体をご紹介できるかとも思います。

前回の川崎稽古が7月17日。
まさに、その日の夜、新しい身体感覚に気づく事になりました。
その日の川崎稽古では「弱さを生かす」事をテーマに稽古を行いましたが、程よい人数で伝えたい動きを全部伝え、自分の中が空っぽになりました(笑)。

空っぽになればまた、意欲も生まれます。帰りの車中、指先に突然、トントンと勢いが生まれました。もしかしたら、気分がよく、浮かれていたのかもしれません(笑)。

そのトントンと動く指先を感じていると、そこに「飛び道具」感を得たのです。
これまで何十年かの稽古で得てきた動きは全て、大きな胴体につながったものでした。唯一というか、「塩」を撒く、という動きは飛び出す感じもありましたが、それは内観的技法、イメージが主体です。
この日見つかった飛び道具はまさに、この肉体が自分の外へと飛び出す感覚がありました。

とは言え、実際には「何も飛び出しません」。
しかし、身体感覚的には胴体から離れ、指先に自分は居て、外へと飛んでいる感覚があります。

この時にはまだ、なにも結果は出ていません。
ただ、楽しい。新しい動きを見つけ、ワクワクが止められない、そんな状況です。そして、こんな感覚を得た時、それがどんどんと膨らんで新しい術理になる、というのがさすがにわかってきました(笑)。

その予測通り、飛び道具になった事をきっかけに次々と新しい身体感覚が生まれてきています。
その日のうちに「身体がバラバラ」となりましたが、その後の稽古、研究で「イメージの力」がさらに強くなっているのを実感しました。
バラバラ感は量子力学的な「ひも」の連想が生まれて、何もないところにも「ある」という考えを持つようになり、自分の前後に「身体感覚的時間」を感じるようになりました。

無意識のうちに作ってしまう未来の不安がガラスのような平面で感じられればそれを壊す事も出来るようになります。そして意識が外へと向かい見つかるのが光でした。

今回、一番お伝えしたい感覚が「光」です。

人間には内臓があって、骨格があり、筋肉、皮膚を持っています。
当たり前ですが、それも自覚ないまま過ごしているため、それぞれの良さを生かす事が出来ません。
多くの人は困難に出会った時、「筋肉」を力ませ、その力で対処しますが、骨もあり、皮膚もあるのです。それらを生かす事をまず考えたらいい、それを伝えてきました。

何十年かの稽古の中で、それまで考えた事のない「身体」を見つけてきたのですが、「光」というのもまさにそれと同じ、「存在」するものだったのです。

気づいてみればこの世に光はあふれています。もう物理的に「闇」はありません。
しかし、その光を身体感覚的に捉え、生かす事が出来るとは夢にも考えなかったのです。今回の稽古では光の感じ方と活かし方をお伝えしに伺いたいと思います。

これから、何回かに分けて先に挙げた光にたどり着くまでの身体感覚の変遷を紹介していきます。私自身、光の扱い方を絶賛研究中です(笑)。どういう言葉が生まれてくるのか、私自身も期待しながら書いていきたいと思います。

【稽古予定】参加受付中
9/11(土)甲野先生の浜松稽古会
9/25(土)川崎稽古会
10/31(日)つくば稽古会

9/16(木) 愛知瀬戸
9/17(金) 名古屋熱田区
9/20(月祝) 浜松
9/22(水) 名古屋
9/24(金) 名古屋東山

詳細はウェブサイトで。
カラダラボ ウェブサイト


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