ワシが育てた、という考え方

今日は前回に引き続いての「手柄」の話です。
とはいっても、前回は手柄の話はほぼ、出来ませんでした(笑)。
今日はちゃんと書きます。

瞬間移動の原動力

瞬間移動を可能にする原動力は2番チャクラの左右反転です。
チャクラは臓器として存在するものではありません。
それは重心や丹田もそう。形ないけど、概念としては存在している、というものです。それを点から少し大きく、コイン程度のものと見立てて、くるくると回転させます。
チャクラはそれ単体で存在するものではありません。この身体の中に存在しているものです。
つまり、チャクラが反転をすれば、それに合わせて、身体の向き、形が変わります。

技を捨てる

私たちの身体、ほぼでんでん太鼓や竹とんぼと同じ仕組みをしています。
ただ、私たちが竹とんぼと違うのは、よく捻じれる胴体、力んでしまう腕、反射して飛び出す手など、それ単体でも動ける部分がたくさんある、という事でしょう。

それらの「部分」はそれ単体でも実に見事な働きを持っています。役に立つからこそ、つい、使ってしまいます。
また、先端に行くほど、個性的な動きも現れ、人の意識に上がりやすいものです。自然と、その手先の動きは技となり、言葉となり、人から人へと伝えられて、自然と組織を作ります。

今、私が伝えているチャクラ2番の瞬間移動は全ての技を台無しにしてしまうものかもしれません(笑)。
相手がどうであれ、ただまっすぐトボトボと歩き、相手を崩して、気にしない、というものです。
技がない人ほど、やりやすいもの、と言えます。

チャクラ2番は始まりです。
その始まりに方向がある、そういう話です。
チャクラ2番が東を向けば、身体全体も東へと向きます。
また、2番が西へと向けば身体全体は西へと向くはず。根本の向きが、末端の方向をも決めるのです。
そして、根本の向きを変える事が出来る、とわかれば、末端に頼らなくてもいいんだ、とわかってくれるはず。そういう「形」を持っているのです。

ただ、そうはいっても、手足、腕、胴体は勝手に反応、反射してしまう事もあります。まぁ、そのうち慣れてくる、ものではありますが、反射をしない、というのは難しいものです。

あいつはワシが育てた

つい動いてしまった時、それを失敗と思わず、認めればいい、それが「手柄」の話です。

あいつはワシが育てた。

こんな話は時々聞くものです。
これをずっとみっともない話だなぁ、と思っていました。
しかし、これも見方の問題だったようです。

あいつはワシが育てた。
これは子どもの手柄を親が盗んでいくようなものです。
子どもがやった事は素直にこの子は凄いなぁ、と認めてあげたらいい、そう思っていました。
しかし、ちょっと違う点で考えてみると、失敗も親の責任として捉えたなら、子どもはきっと、楽だろう、と思えたのです。

あいつはワシが育てた。
良く出来て、誰もが凄いというものも、わしが育てた、わしの手柄だ、という。
そして、世間、世界、全ての人を敵にしてしまう事をしてしまった時にも、あいつはワシが育てた、わしの責任、わしの手柄だ、と言う。それがチャクラ2番の瞬間移動の原理なのだ、とわかったのです。

きっと、???と思われる人も多いはず。
しかし、ここは大切なところです。
こうして、身体に私は生き方を教わってきました。

たくさんの言葉、教えがこの国には残っています。
また、インターネットによって、簡単に世界中の教えを得られるようになりました。
ただ、その教えの大半は真逆です。結局どれを信じていいのかわからなくなります。
この時、身体に得た感覚を頼りにすると、そこに学んだ教えがつながったりするのです。

あいつはワシが育てた、というのもそう。
一見するとみっともない。しかし、全ての事、ダメな事も含めてその責任を「ワシ」に戻す事で、失敗をした末端は気楽になり、相手からの集中を受けなくなります。
そして、この「ワシ」はちっぽけな点であり、クルクルと自由に回る力を持っているとすると、批判があっても、それに見動きを封じられる事無く、また向きをクルクルと変えていけばいい。
チャクラの2番はこの仕組みを教えてくれました。

思わず手に力が入る、というのはチャクラの2番を追い越し、手が仕事をしてしまった、という事です。
この時、動いた手が相手を崩す仕事が完了すれば文句はないでしょう。ただ、手の動きは相手も持っていて衝突しやすいものです。
ぶつかる事もあります。
この時、手を戻してなかった事にするのではなく、その手をそのままにしておいて、チャクラ2番を出しゃばらせ、さも、最初からチャクラ2番が反転した事でこの手は動いたのだ、という風にするのです。
そしてまた、何食わぬ顔でチャクラ2番を動かせば、手が生んだ衝突はその後の世界に影響を与えません。
手という子どもは思い悩む事なく、また、前を向いて生きられることになります。

【不定期稽古】

「川崎稽古」
稽古日時:2023/4/22(土)13:00-17:00(18:00 撤収、入退室自由)
会場:川崎市 宮前区「等覚院
参加費:8000円
申込、詳細はこちらのページから

私の稽古はどこの稽古場も、基本もなければ、覚えなくてはいけない技もありません。ペアを組んで号令に合わせて行う練習もありません。気楽に、興味本位でご参加ください。

【定期稽古】4月の予定

4/12(水) 名古屋稽古
4/12(水) 大垣稽古
4/13(木) 浜松ロングヒーリング
4/14(金) 名鉄カルチャー名駅
4/15(土) 名古屋稽古
4/20(木) 瀬戸ヒーリング
4/21(金) 栄中日文化センター
4/21(金) 熱田稽古

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