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【自己紹介】 -第3章- ミニマルスタイルトレーナー誕生(環境編)
前回、前々回の記事で
私がパーソナルトレーナーになるまで、そしてトレーニングの指導方法を転換するにいたったきっかけ話しをしました。
今回の第3章はパーソナルトレーナーの私がどうして環境を整える(整理収納)のサポートも並行して行なっているのか?
ミニマルスタイルトレーナーの「ミニマル」についてお話をします。
私の自宅に来てくださった方々が口を揃えて「全然物(モノ)がない!」「本当にここで生活しているの?」と言ってくださいます。
そんな私も、もともとは「デスクの引き出しもクローゼットもタンスも閉まらないくらいパンパンに押し込む」タイプでしたが、
”モノ”を所有することについて真剣に向き合うことになった出来事がありました。
1.洪水・浸水被害でモノの”あり方”について考え直す
2015年9月9日 関東・東北豪雨により鬼怒川が決壊、洪水によって私の地元(茨城県常総市)一体が広い範囲で浸水してしまう被害がありました。
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私の実家は、高い場所にあったため被害はなかったですが、
自宅から車で15分ほどの従兄弟の住宅は1階が丸ごと濁流にのみ込まれました。
被害にあった現場を目の当たりにした衝撃は今でも忘れられません・・・。
壁や畳が剥がれ床下が剥き出しになり、部屋のもの(家電や家具なども含め)も全て原型をとどめていませんでした。
思い出ある場所の変わり果てた姿を見て涙が溢れ止まりませんでした。
従兄弟の家はバス会社経営、バスも数台、オフィスも自宅も浸水し大きな被害を受け大変な状況であるのに、
「みんな無事だよ、命が助かっただけで良かったんだよ」と微笑みながら語っていた叔母がとても力強く、
トレーナーとして独立、失敗して地元に出戻りしていた私の心の奥の底まで染みわたっていきました。
この叔母の言葉が、今でも私の支えになってます。
その日から従兄弟の家の片付けを手伝いながら居候生活がはじまりました。
慌てて帰省したので、持っている着替えや荷物は2泊程度。
居候先(被害にあった従兄弟の家)は家具や家電といったモノが失われている環境で数ヶ月生活することになりました。
当たり前のようにあると思っていたモノが急になくなった環境でも
健康な心と身体があれば生活が成り立ってしまう・・・。
「何のためにモノは必要なのか?」「自分にとって本当に必要なものは何なのか?」モノの”あり方”を問い直すきっかけになりました。
この経験が私のミニマル(=できる最小限)スタイルの原点になりました。
2.部屋(環境)と身体は密接な関係にある
月日が経ちパーソナルトレーナーとして再び独立、お客様から「整理整頓が苦手」といった環境に関する相談をもらうになりました。
整理整頓の価値は存分に理解していたのですが、
「伝えたいのに感覚でしか伝えられない・・・!!泣」
そこで一念発起して「整理収納アドバイザー」の勉強、資格取得に励みました。
資格取得を機に、
トレーニングを数ヶ月継続しても思うような成果が出せなかったお客様に
思い切って整理収納サポートを提案しました。
身の回り(環境)が整うことで生活習慣がガラッと変わり見事-14kg達成!!!体脂肪が減っただけでなく、肌艶や表情も明るく、家族との関係性もよくなり、仕事も軌道に乗っていき日に日にキラキラしていきました。
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トレーニング(運動)と整理収納(片付け)は密接に関係している場合がある。
これをきっかけに
整理収納(片付け)×トレーニング(身体)×食事の3本柱で活動がスタート。
私の自己紹介第3章
ミニマルスタイルトレーナーになるまでのお話でした。
私自身を含めたくさんのお客様が
整理収納(片付け)×トレーニング(身体)×食を通じて変わっていく姿を見てきました。
自分の考えや気持ちを発信するのが苦手でブログやSNSなどは避けていましたがそうは言ってられないですね。
もっともっと、当時の私みたいに「頑張っても報われない人」「悔しい思いをしている人」「これからの未来に不安を抱えている人」に届きますように。