勝手にズーラシアの最強ルートを考えてみた~再考察編~
前回の記事で検証した際に感じた問題点を解消するため、再度考察することにした。
前回の記事とは、以下のものである。
今度は休日に訪れることをきちんと想定して、ルートを再度練り直す。まず、前回感じたことをここでも再度まとめておく。
移動が多く、長距離を歩くことになってしまった
午前中はともかく、午後になると疲労がたまり、途中でリタイアしてしまった
取捨選択の不十分さ
検証してみた結果として、午前中の移動に無駄が多かったというのもあるので、まずはその移動の無駄を極力削る方向で考えていきたい。
午前中の移動ルートの再考察
開園からまっすぐ亜寒帯の森エリアに向かった時にかかった時間は10分ほどだった。これはあくまで速足で歩いたときの感覚なので、余裕をもって15分ほどで到達するというような考察でよいだろう。
そこから、とっておきトークがカンムリシロムクとオオミカドバトのところで10:45からあるので、オージーヒルのところから15分程度と見積もることになる。オージーヒルに10:30に出発する、もしくは亜寒帯の森エリアを10:35ごろに出てアジアの熱帯林エリアに到着するような移動を心がけることになる。そう考えると、一度オージーヒルに向かってから再度折り返してというルートも考えられるが、それでは歩くことが増える。なので、オージーヒルから向かうときは近道を用いて向かうことになる。
だからこそ、ゆっくりと巡ってじっくり観察し、急いで次へと向かう必要はない。10時にオージーヒル前に到着して、15分ほどゆっくり中央アジアの高原エリアとオセアニアの草原エリアを眺めてから移動するという感じの巡り方を意識して、そこから戻るのがよさそうだ。
とっておきトークが終わっても、すぐに早く移動するのではなく、ある程度ゆっくりと歩いてオージーヒルに向かうようにすると、じっくり生きものを観察しながら巡ることができる。自分の歩行速度が30分で2㎞ほど歩ける速度なので、分速60mほどだった。それではちょっと早いと思うので、分速50mと設定してルートを考える。そう考えると、亜寒帯の森エリアまでは800mほど歩くという計算になるので、午前中の時点で2㎞以上歩くことにはなる。
とはいえ、これ以上削るとなると厳しい。ズーラシアは広いので、早く歩いて一気に巡りたくなる気持ちもわからなくはないが、ゆっくり歩いてもいいのだ。一つの展示にじっくり時間をかけてのんびりと眺めることができるという、そういう意味でも最強ルートとしても楽しめるといえるからこそ。
800mを15~20分で移動するとしても、まだ余裕はある。すべてを巡る必要はないからこそ、無理にせかせかと歩く必要はないのだ。
11:00ごろにトークが終わるとして、そこから30分くらいかけて余裕をもってオージーヒルに向かう。レストランに向かうときも近道を用いることもできるし、亜寒帯の森エリアをもう一度じっくり巡るのもいい。11:30からのとっておきトークを聞く場合、11:20くらいにオセアニアの草原に到着するようにするのもいいだろう。
そう考えると、この時間でこの場所に到着もしくは出発するというような、チェックポイント型の予定を立てるほうがよいだろう。なので、以下のような感じで移動をすれば、省力しつつも色々と巡ることもできるのではないかと考えられる。
9:45までの間に亜寒帯の森エリアに到着する
10:30ごろにオージーヒル前から近道を用いてアジアの熱帯林エリアに向けて出発する
10:45に開始するとっておきトーク(カンムリシロムクとオオミカドバト)に間に合うようにする
11:20ごろにオセアニアの草原に到着するように移動する
そう、午前中に意識するのはこれだけでよいのだ。
午後の移動ルートの再考察
12:00から12:15くらいに食事を終えて移動するとなると、目指すところはアフリカのサバンナエリア、バードショーが行われる場所になる。1時間かけてゆっくりと巡りながら、13:10くらいにアフリカのサバンナエリアに到着することを意識すれば問題ないだろう。
バードショーが終わったら、オカピのいる場所に一度戻ることになる。30分くらいで戻れると思うので、あとはとっておきトークの予定に沿って行動すれば、午後は問題なく動けるだろう。
ただし、この夏はかなり暑くなることが予想される。道中の水分補給や冷却、直射日光を避けるなど、熱中症対策は万全にすることが大切だ。
最終的なスケジュールに関して
まとめると、以下のような感じで動ければ問題ないだろう。
9:45くらいに亜寒帯の森エリアに到着し、アムールヒョウやユーラシアカワウソを観察する
10:30ごろにオージーヒル前からアジアの熱帯林エリアに向けて出発。この時間までに中央アジアの高原エリアまで足を延ばしておく
カンムリシロムクたちのとっておきトークが終わったら、11:20くらいにオセアニアの草原に到着するように移動する。11:30に行われるとっておきトークを見てから食事に向かう
12時過ぎに食事を終えたら、13時頃にアフリカのサバンナエリアに到着するように移動し、13:30からのバードショーを見る
バードショーを見終わったら、14:20ごろにオカピの展示場に到着するように移動する
オカピのとっておきトークが終わったら、再度アフリカのサバンナエリアに向けて出発し、15:00からの草原エリアのとっておきトークに間に合うように移動する
15:30からのライオンのとっておきトークを聞き、リカオンを見届けてから北門のバス乗り場で正門行きのバスに乗車する。もしくは、歩いて正門まで戻るなら、帰る前にもう一度見ておきたい生きもののところに向かう。
これが、ズーラシアで一日を過ごす最強ルートの大まかな流れである。
閉園時間くらいになると活発に動く生きものとしては、ユーラシアカワウソやドールなどがいる。体力の余裕があれば、北門から歩いて帰るときにもう一度寄って訪れるのもよいだろう。
次回は、このルートを実際に検証して、ズーラシアでの最強ルート構築に関しての連載を終える予定である。