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新型コロナ5類への変更について

5月8日(月)から、新型コロナの感染法上の位置づけが、従来の「2類」から「5類」、つまり季節性インフルエンザ等と同じになった。

マスク着用は、5類移行に先行して3月13日から屋内外を問わず個人の判断となっているが、あまり世の中に変化が生じたようには思えない。各種イベント等では相変わらずマスク着用を求められるし、飲食店や物販店の店員はマスクを着用している。入店の際には手指消毒を求められるし、医療機関においては玄関のところで検温されたりする。電車の中ではマスクをしていないと睨まれそうである。

今後、こうした風潮がどの程度のスピードでどう変化するのか。同調圧力の強い日本社会においては、周囲と異なる立ち居振る舞いをするのは誰しも好まないので、おずおずと周囲の様子を見ながらということになるのだろう。

NHKのニュースによれば、<厚生労働省は8日、都内で新たに1331人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の月曜日より494人増えました。><また、人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は7日より2人増えて9人でした。><一方、感染が確認された4人が死亡しました。>とあるので、本当に鎮静化しているのだろうかと一抹の不安を覚えるのだが、心配し過ぎなのであろうか。

今後、新型コロナに感染したとして、診察料も検査費用も自費、ワクチン接種もいずれは自費ということになると、たぶん大半の国民は体調がよほど悪くならない限り、医療機関を受診もせず、ワクチンも接種しないということになる。金銭的に余裕のない層は特にそうなる。季節性インフルのワクチン接種率が約3割程度なので、新型コロナのワクチン接種率もそんな感じになるのだろう。

要するに、今後は、「自分の身は自分で守る」ということしかない。

僕は、たぶん電車とか人混みではマスク着用は継続するであろう。マスクにどの程度の効果があるのかは知らない。こうなってくると、「自分は、新型コロナをまだまだ忘れたわけではないですよ」というメッセージを発信しているだけなのかもしれない。花粉症とかアレルギー性鼻炎があるので、多少はそちらの方で効果はあるだろう。

うがい、手洗いは、ここ3年ほどですっかり習慣化してしまったので、これらも引き続き継続するだろう。そのお陰か、ここ3年間は季節性インフルエンザとも無縁であった。

ワクチンは既に5回目の接種も完了している。先日、6回目の接種券が郵送されてきたが、あいにく「65歳以上の高齢者」にも、「基礎疾患を有する」わけでもなく、「医療従事者」でもないので、ワクチン接種は9月以降ということになる。僕の場合、季節性インフルエンザのワクチンも毎年ちゃんと接種しているので、それと同じスタンスで新型コロナの方も接種するであろう。効果効能があるのかどうかは知らない。まあ、新型コロナに1回も感染していないし(たぶん)、何もやらないよりかマシだろうと思うしかない。

季節性インフルエンザと同じ扱いになったということであるが、季節性インフルエンザの年間の感染者数は約10百万人、死者数は約10千人と推計されている。ということは、今後、新型コロナの感染者数と死者数も、毎年コンスタントにこれと同じかそれ以上に発生する、あるいは発生しても仕方ないというのが、政府のメッセージと理解するしかないのか。


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