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映画『ノッティングヒルの恋人』◎◎◎

もはや映画はコメディしか見ないことに決めている。
役者さんも、コメディが上手な人が好き。
今さらですが、やはり『ノッティングヒルの恋人』は、ロマンティックコメディの名作でした。

大女優と、旅行専門の本屋(マニアック~)の店主との恋愛ストーリーだ。

ジュリア・ロバーツが、女優として、どうしても一般人とはそぐわないスターの側面を感じさせつつも、等身大の自分を見せているようで、とってもチャーミング。
ヒュー・グラントは、ほんとに情けない男をさせたら右に出る者はいないのではないか、というほど、そこはかとなく笑える。イケメンなのにーー。
同居人や妹をはじめ、友人たちも相当キャラが濃い。

軽いタッチで見やすいし、かといって、なにも残らない、というような軽さではなく、すべてのシーンの完成度が高くて、繰り返し見返したくなるような心に残る上質な映画だ。名作と言われるだけある。

ヒュー・グラントと、彼女の距離ができ、彼が、ノッティングヒルの街を歩きながら、曲がずっと流れるシーンがある。
ただ歩いているだけなのだが、街並み、季節が移り替わり、時間の経過や心の様子が、その歩くロール映像に描かれているよう。
このシーンが好きだ。

そう、この映画のすばらしいのはやはり脚本で、リチャード・カーティス、がいいのです! ロマンティックコメディの名手。
その後、彼の脚本や監督作品を見たが、間違いがない。
寡作の脚本家なので、すべてみることができる。

リチャード・カーティス。おすすめです。

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