kappa

読んだこと、見たことを、家族に話すように文章に記しておきたくなりました。 博多弁も使いたいので、そのまま話し言葉です。

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読んだこと、見たことを、家族に話すように文章に記しておきたくなりました。 博多弁も使いたいので、そのまま話し言葉です。

最近の記事

『一勝九敗』UNIQLO柳井正社長

柳井社長が、50代のときに書いた本。熱い。 今や、押しも押されぬ世界企業で、安定、というイメージすらあるが、本書を読んでいると、急成長している勢いからちょっと落ち着いたところ、という時期のように思える。 大きくなった組織で、社長から社員へのメッセージの書のようにも思える。 とにかく熱い。 自分に必要なメッセージを読み取った。 「失敗は早くしろ」 「取り返しがつかなくなるほどの大きな失敗はするな」 「失敗を早く修正して、を繰り返せば、なんとかなる」 考えすぎてやらないん

    • 映画『ノッティングヒルの恋人』◎◎◎

      もはや映画はコメディしか見ないことに決めている。 役者さんも、コメディが上手な人が好き。 今さらですが、やはり『ノッティングヒルの恋人』は、ロマンティックコメディの名作でした。 大女優と、旅行専門の本屋(マニアック~)の店主との恋愛ストーリーだ。 ジュリア・ロバーツが、女優として、どうしても一般人とはそぐわないスターの側面を感じさせつつも、等身大の自分を見せているようで、とってもチャーミング。 ヒュー・グラントは、ほんとに情けない男をさせたら右に出る者はいないのではないか

      • お金がなくて頭抱える時『百鬼園随筆』で借金人生の可笑しみを知る

        どうやったら百閒先生のようになれるのだろうか。 お金がなくても、悲壮感がない。 借金をする。 友人はもちろん、師である夏目漱石にも借りる。 借金を悪と思っていない。 お金が、あるところから、ないところに移動するだけ、と言わんばかりだ。 本書では、初めて高利貸しの家に借金しにいく様も、懇切丁寧に描写されている。 淡々とした状況描写の文章によって、読み手に緊張感と可笑しみを付与する。 百閒先生は、当時でも有名作家で、立派な教職という仕事ももっているのに、借金は雪だるま式に増

        • 『「ない仕事」の作り方』何度読んでも元気がでる◎◎◎

          もう5回目か、いやもっと??何度読んでも飽きない本。 最初に読んだときは、ただただ面白い、と笑った。 次に読んだときは、もしかしてこのノウハウは、笑いのネタではなく、本当にみなさんの普通の仕事上でも役立ててほしいと思って書いてるの??と疑った。 さらに、読んでみて、これは、本当にもしかしたら役立つのかもしれない、と思い読み進めた。 最初に読んだときは、この前書きすら、パロディかと思って軽く読み流していた。 前書きより一部抜粋する  本書は、そんな私の「マイブーム」を

          『私の生活改善運動』を読了

          半年以上前に購入し、やっと読了した。 買ったときに読み始めたが、丁寧な暮らしと自分が程遠く、追い込まれる感もあり、読み止めてしまった。 風邪をひいて、自宅の本を漁り発見し、再び読み進めた。 若いころは、丁寧な暮らしへのあこがれがあったが、今は、そう簡単じゃないよね、と思っている節もある。これが堕落なのか。 熱があり、行く先も不安ななか、布団の中で読み進めると、徐々に文章がなじんできた。 これは、生活改善運動のことだが、私の、なんだよね。 作者の方の、一生懸命に生きている様、真

          『私の生活改善運動』を読了

          森崎和江著の2冊読みました

          どっぷり風邪をひいてしまい、家の中で、身動きが取れずにいます。 夫のつんどく本から引っ張り出して、森崎和江さんの『まっくら~女抗夫からの聞き書き』と『悲しすぎて笑う~女座長筑紫美主子の半生』の2冊を読んだ。 熱があるなかで、布団をかけてどうしようもなくグルグルと読んだ。 選択肢が少ない中で、生き抜いた女性の話は、自分に突き付けられる。 ここで登場する女性たちの置かれている状況は、今では想像できないほど過酷。 それでも、この2作品に通じるメッセージは、どんな時代でも、女性がたく

          森崎和江著の2冊読みました

          『ムーンライズ・キングダム』面白かった◎◎◎

          恥ずかしながら、今をときめくウェス・アンダーソン監督のことを、この作品で初めて知った。ぶっ飛ぶほど面白かった。知らんかったことが本当に恥ずかしい。。私、穴倉生活でもしとったんやろか。 相手を想う気持ちが、まっすぐに描かれていて、私は大人やって、夫婦やって何十年にもなるけど、パートナーを大事にする強さみたいなものを、この二人から学んだよ。ありがとう。 12歳の2人が駆け落ちするんやけど、もう迷いがないんよね。強い。ぶれない。 ナニコレ~って、一気にみて、もう一回見て、そして

          『ムーンライズ・キングダム』面白かった◎◎◎

          『空をゆく巨人』面白かった◎◎◎

          夫のつんどく本の中から何気なく手にとり、ペラペラめくって読み始めたらとまらんかった。なんの先入観も期待もなく、急に旅が始まって、読み終わったころには、知らない世界が自分に広がった感じ。川内有緒さんに感謝。 まず、現代アートのスーパースター蔡國強のことを知らんかった。 火薬を使って、キャンバスバチバチ火花飛ばして、絵を描くやなんて、面白すぎるやろ。めちゃめちゃやね。確かに絵はかっこいい。 そんなすごい人が、若い時に中国から日本に来て、東京(しかも最初住んでたところが板橋区)か

          『空をゆく巨人』面白かった◎◎◎