兎角日記〜通信簿は捨てないで〜

こんにちは。
硫化カピバラです。

最近天気の急変に
振り回されている気がします。
女心と秋の空と言いますが、
もしかしたら気候変動の影響で
前倒しになっているのかもしれませんね。

夏休みといえば、
皆さんも様々な思い出があるであろう、
そして今その問題に直面している人もいるであろう、
通信簿(成績表)が帰ってくるシーズンですね。

今日は通信簿について
書いていこうと思います。

今回書きたいことは一つ。
タイトルにもある通り、『通信簿は捨てないでほしい』
ということです。

ほとんどの人が通信簿を
振り返ることなく、
大人になり、過ごしていると思います。
別にそれは悪いことではありません。

ただ捨ててしまったが最後、
2度と振り返ることができなくなってしまうのです。
当たり前のことを言っていますが、
これは相当に大きな問題です。

当然学生時代は、
自分の成績や以前までの取り組みを振り返り、
次の学期に備える、あるいは
反省を活かすといった活用方法がありますね。

しかし、これ、
大人になってからも重要なんです。
というか、「次からも勉強頑張るぞ」
以外の使い道があるのです。

知っている方も多いとは思いますが、
昨今ある程度成長してから
発達障害としての困りごとが表面化し、
診断を受けるに至った、
という方が多いそうですね。

かく言う僕も、
発達障害(ASD、 ADHD)の診断が下ったのが
高校3年生の時です。

きっかけについては別の記事で
触れようと思うので、
今回は温存します。

今回は診断の流れについて
お話ししたいのです。

ざっくり項目を挙げるならば、
・本人の困りごと(心当たり)のヒアリング
・保護者(パートナー)の心当たりのヒアリング
・客観的情報の確認
・チェックシート
となっていることが多いと思います。

少なくとも僕の診断までの
診察の流れはこんな感じでした。

注目してもらいたいのが3つ目の
客観的情報の確認です。
本人も、本人に近しい保護者やパートナーも
少なからず対象者に対しての
様々なバイアスがかかっています。

「これだけ困っているんだ」ですとか
「これは普通の範囲だと思うけど」ですとか。

そうなってしまうと
本人や、保護者(パートナー)からの
ヒアリングだけでは不十分なのです。

そこで必要になるのが
客観的情報の確認です。
この客観的情報とは何か。
通信簿です。

本人のことを
一定期間、ある程度の正確さとフラットさで
観察した記録である通信簿。
これが発達障害の診断をする上で、
非常に重要な根拠になりうるのです。

しかもそれだけではありません。
診断がすでに下っていたとして、
高校や大学受験の際の
配慮受験を申請する場合に、

「小学校や中学校で
このような配慮を必要としていました」
ということを証明できる
通信簿が必要になるのです。

今、何某かの困りごとを抱えていて、
精神科に受診しようとしている方。
絶賛子育て中の方は、

これを知っているだけで
何かあった時の立ち回りが
無駄なく発揮できるはずです。

近いうちに
僕自身の診断に至った経緯も
書いていけたらなと思っています。

硫化カピバラ

いいなと思ったら応援しよう!