兎角日記〜子育てへの憧れ〜
こんにちは。
硫化カピバラです。
少しずつ電車の空調が寒くなってきました。
学校で子供達と触れ合っていると
子供の成長を間近で見られるって
素敵なことだな、と思います。
教員は同じ年齢層の子供達を
一度に沢山観察することができるのが良さです。
ただ一人一人を深く観察し、
寄り添うには、残念ですが限度があります。
それは公的な立場の人間だから
というのもありますが、
圧倒的に頭数が足りません。
当然時間も。
そうなると親や保護者の方が
一人の子供に深く寄り添うことができるでしょう。
僕には子育てに憧れがあります。
年齢的には全然諦めなくていい、
どころかむしろこれから、
といった感じです。
ただ僕は幼い頃から
絶対に実子だけは設けないと決めています。
何故なら僕には
遺伝性の疾患があるからです。
僕の先天性代謝異常症は遺伝性のものです。
僕自身は突然変異的に発現していますが、
僕の妹も同じ疾患なので
父と母の間からは、こういった形質の子供が
生まれやすかったのでしょう。
いわんや実際に疾患を発現している僕が
子供を設けたのであれば、
高確率で疾患が発現した子供が生まれるでしょう。
メンデルの法則を用いれば、
陰性遺伝である僕の疾患は
発現しない可能性の方が高いわけですが、
そんなことを言えば父と母から僕が
疾患を持って生まれてくる確率は
もっと低かったはずです。
なので僕は実子を設けるつもりはありません。
疾患を持って生まれてきただけで
選択肢が狭まりやすいのは
悲しい現実だと思います。
あまり大きな声では言えませんが
遺伝する可能性のある疾患であり、
明確な治療法が確立されていない疾患を
持っている人が子供を設けるとき、
彼らはその子の人生で感じうる不都合やストレスの
責任を取ることができるのでしょうか?
子供は親を選べません。
かといって子育てはしたいのです。
そうなると視野に入れるべきは
里親になることです。
本当なら特別養子縁組なども
考えられなくはないのですが、
これは配偶者がいないと認められないので
おおよそ生涯独身の自分には関係ないでしょう。
悲しいものです。
里親制度はふんわり検討したいものです。
もっとも自分一人で子供を
経済的に育てることができるかは
難しい問題ですね。
給料が上がってほしいです。
硫化カピバラ