兎角日記〜発達障害のメイク事情〜
こんにちは。
硫化カピバラです。
夏休みも終わり、
学校に子供達の活気が戻ってきました。
朝早くの電車は
子供達が夏休み中でも関係なく
混雑していました。
皆さんお仕事が忙しいのですね、
お疲れ様です。
改めてこう、
出勤中の人々を眺めていると
男女(生物学的なもの)の違いを
大きく感じます。
男性はしていないメイクを
女性がしているということです。
メイクをしている女性たちの中にも
性自認が異なる方がいらっしゃるかもしれないので
上記のような回りくどい言い方になってしまいました。
当然メイクをなさらない方も
たまにいらっしゃいますが、
濃さ薄さ、テイストの違いはあれど
沢山の女性がメイクをしていらっしゃいます。
僕も生物学的には女性に分類され、
且つ男装すれば男に見えるような
素敵なスタイルをしているわけでもないので、
メイクをするのが普通、という枠組に入るでしょう。
しかしここで問題が。
発達障害である僕は
手先が非常に不器用なのです。
眉毛ひとつ描けません。
そもそもメイクって何が正解なのでしょうね。
濃さにしたって、TPOにしたって
わからないことだらけです。
正解がわからないのに
不器用な手でそれを再現するなど
絶対に無理でしょう。
当然僕も
ネットで色々調べてみました。
『発達障害 メイク できない』
みたいな感じで。
しかし出てくるのは
あるある話ばかりで
具体的な対策は非常に少なかったです。
そして数少ない対策も
「眉毛は描こう」ですとか
「日焼け止めを塗ろう」ですとか
「薄めにしよう」「簡単に使うことのできるコスメを使おう」
……いやいや
だからその正解がわからないんだっつーの。
眉毛テンプレート?
不器用すぎて使いこなせませんでした。
日焼け止めは百歩譲って塗りましょう。
ベタベタするのも、匂いがあるものも
感覚過敏ゆえに辛いので
探すのに一苦労しました。
薄めって、それってあなたの感想ですよね、です。
簡単に使うことのできるコスメ、
それは妙案と思ったのですが
一塗りアイシャドウは廃版になってしまいました。
結論、その記事から活かせることは
日焼け止めくらいしかありませんでした。
今僕は実家暮らしなので
母にファンデーションと眉のメイクを
お願いしています。
母曰く
「何度もやってもらっているうちに、
正解がわかるようになるかもよ」
とのことです。
そうだといいな、と思いながら
今日も眉を描いてもらいました。
別に僕だって
メイクを絶対にしたくないわけじゃないんです。
ただ、綺麗にメイクできなくて
普通の人以上に練習しないといけないというのが
ハードルが高いのです。
よくSNSで
メイクをすることで劇的に顔の印象を
変えることができる方々を見かけます。
失礼ですが、
こんなに美人になるの?
あの顔が?
なんて思ったりします。
同時にとっても羨ましいです。
醜形恐怖症、というわけではありませんが
僕は見た目に結構コンプレックスがあるので
可愛くなれるならなりたいです。
マシになりたいです。
一時期色々練習してみた時期もありました。
しかし練習時間がバカらしくなるほど
全く上達しない。
練習のたびに鏡を見るのが辛いくらいです。
男の人は眉を剃って整えて、
髭を剃るなり、形を整えて育てるなりして、
そもそも顔を洗っていれば及第点ですよね。
最近はメンズメイクなんて言葉も
耳にするようになりましたが、
まだまだ常識にはなっていませんね。
ともあれ、
どうしてこうも男女で及第点の差が
あるのでしょうね。
僕だって男の体だったら
きっと非常に清潔で良い印象の人だったはずです。
女なばっかりに
やれメイクだ服装だ、面倒臭いのです。
最近はアートメイクなるものに
興味の触手が伸びているわけですが、
お高い施術ですし一度施すとしばらく取り返しが
つかなさそうなので、
要検討ですね。
硫化カピバラ