方向転換するのか

先日、2度目の簿記2級の試験を受けてきた。70点がボーダーラインで、1回目は66点、2回目は68点で不合格だった。

2回生になりとりあえず何か資格を取ろうと、経済学部であり会計系のゼミに決定したという理由で簿記の勉強を始めた。たしかに2回とも微妙な点数で落ちたことは悔しいし、心が落ち込む部分はある。ところが、「会計の道は向いてないよ」「その程度の努力じゃ甘い」「きっと本気で学びたいと思えていないよ」などとどこからから言われているようで、少し腑に落ちる。私は簿記の勉強にあまり集中できていなかったし、楽しい!最高!などと思えていなかったし、せっかくの春休みに読書や映画鑑賞、遊び、ギター、自分の好きなことをめいいっぱいできないし何やってんだろう、などで頭がいっぱいだった。

私は高校時代にいわゆる進学校に通い、他の高校生よりかは遊ぶ時間を惜しみ必死に勉強していた。自分が興味あること、やりたいことが分からないためとりあえず大学を目指すという進学校に通い夢がない人なら誰もが考えるであろう道を選んだ。そして現代社会の授業の先生がおもしろくてすこし経済に興味をもてたので、経済学部を選んだ。

そんなこんなで現在地方国公立大の経済学部に通えているのだが、私は今なにをしているのだろうか。簿記に2度落ちたおかげで、自分を見つめ直さなければならないという気持ちがやっと芽生えた。

これまで大学の講義を受けて、そして簿記の資格勉強をしていて気づいたのは

「私、勉強嫌いなんだ!」ということだ。(爆笑)

授業も楽かどうかで選んでるし、講義の動画も2倍速で見て適当にオンラインで小テストを受けて済ませていた。学びたいという気持ちがそこには一切なかった。

そして、私には美容の道に進んだ友達が割とたくさんいる。先日地元に帰った時にそのなかの仲の良い1人とごはんにいった。その子は今、仕事をする上で自分の技術をもっと伸ばして、いずれは〜したい!というようにビジョンがはっきりしていた。そして今が1番楽しい、勉強は大嫌いだから勉強ではない自分の好きなことを仕事でできて幸せだと言っていた。高校時代にしていた勉強の量は、その子と私では全く違うはずだ。なんだかとても情けなくなった。勉強ばかりしていたから本当に大切なものを見失っていたのだろうか。その子には嫉妬とかそんな負の感情は全く湧かず、尊敬の気持ちでいっぱいで、人間として大好きだなあ改めて感じた。それに比べて私は好かれる要素も、尊敬される要素もなにも持ち合わせていない気がして、とにかくとにかく叫びたい気分になった。

結論はまだ出ていない。ただ、大学3回生を直前とする春休み後半に自分を見つめ直すタイミングがやってきた。こんなことを思っているのはわたしだけなのだろうか、みんなが思うことなのだろうか。

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